シノダシリーズ五作目。昨日読んだのが三作目で、四作目は以前読んだパパとママの出会いの頃の話だった。
今回、シノダ一家は、招待されて南の島へ旅行に行く。パパ宛に招待状が届き、行ったことも聞いたこともない島やホテルに不審は覚えても、タダだし、植物学者のパパにとっては興味津々で、でかけることを決意。
島へ向かう小さなフェリーには四組の招待客が同乗していた。島の山の上には海の主を祭る神社があり、地中から掘り出された人魚の片腕が安置されているという。しかし、支配人は人魚ではなくカッパだと言う。
豪華なホテルの最高級の部屋、他の客たちの挙動にも不審がある。そして神社へ行ってみると、人魚かカッパの片腕は昨年何者かに盗まれていたとわかる。
そして招待客はみな盗まれたと思われる時期に滞在したことがあるものばかり。なぜかパパの名前も昨年の滞在者の名簿に載っている。その者の外見や挙動を聞いて、誰であるか判明。ママの兄である夜叉丸おじさんだ。住所を書くのに困って、パパの住まいと名前を書き込んだわけだ。
とすれば招待されたのは、いわば容疑者ばかり。支配人がやがて全員の身元を調べて、最大の容疑者がパパの名を騙った夜叉丸おじさんだという。しかし、相変わらずおじさんは肝心なときに連絡がつかない。
支配人は昔人魚の肉を食べたことがあり、そのため長命になり、現在八百歳だと言う。海の主が昔高僧に懲らしめられて片腕を切り取られた。僧は海に繋がる池のろうそくのような岩を波が越えたら返してやると約束した。その日が岩が欠けたりして間近に迫っているのに、腕が盗まれてしまい、必死に探していると打ち明ける。
好奇心から片腕を盗んだものの、支配人の話を聞いて、たぶんおじさんは海にでも始末したと思える。支配人の記憶をたどれば、わずかな時間しかなかったはず。言い伝えではたとえ海に捨てられても島を離れることができないため、どこかに流れついているはず。それはどこか。
支配人らの案内で洞穴を通って、神社裏の谷の底にある池へ向かった一行が見たのは、ウミショウブの受精の光景。そして、そのなかに問題の片腕を発見する。
数百年の命を得ても、島から出られなかった支配人親子もこれで解放される。この島は異類のものを引き寄せる島だといい、シノダ一家の秘密にも気づいたような口ぶり。無関係の招待者には忘れ草のような薬物で記憶の一部を消してしまう。
今回、シノダ一家は、招待されて南の島へ旅行に行く。パパ宛に招待状が届き、行ったことも聞いたこともない島やホテルに不審は覚えても、タダだし、植物学者のパパにとっては興味津々で、でかけることを決意。
島へ向かう小さなフェリーには四組の招待客が同乗していた。島の山の上には海の主を祭る神社があり、地中から掘り出された人魚の片腕が安置されているという。しかし、支配人は人魚ではなくカッパだと言う。
豪華なホテルの最高級の部屋、他の客たちの挙動にも不審がある。そして神社へ行ってみると、人魚かカッパの片腕は昨年何者かに盗まれていたとわかる。
そして招待客はみな盗まれたと思われる時期に滞在したことがあるものばかり。なぜかパパの名前も昨年の滞在者の名簿に載っている。その者の外見や挙動を聞いて、誰であるか判明。ママの兄である夜叉丸おじさんだ。住所を書くのに困って、パパの住まいと名前を書き込んだわけだ。
とすれば招待されたのは、いわば容疑者ばかり。支配人がやがて全員の身元を調べて、最大の容疑者がパパの名を騙った夜叉丸おじさんだという。しかし、相変わらずおじさんは肝心なときに連絡がつかない。
支配人は昔人魚の肉を食べたことがあり、そのため長命になり、現在八百歳だと言う。海の主が昔高僧に懲らしめられて片腕を切り取られた。僧は海に繋がる池のろうそくのような岩を波が越えたら返してやると約束した。その日が岩が欠けたりして間近に迫っているのに、腕が盗まれてしまい、必死に探していると打ち明ける。
好奇心から片腕を盗んだものの、支配人の話を聞いて、たぶんおじさんは海にでも始末したと思える。支配人の記憶をたどれば、わずかな時間しかなかったはず。言い伝えではたとえ海に捨てられても島を離れることができないため、どこかに流れついているはず。それはどこか。
支配人らの案内で洞穴を通って、神社裏の谷の底にある池へ向かった一行が見たのは、ウミショウブの受精の光景。そして、そのなかに問題の片腕を発見する。
数百年の命を得ても、島から出られなかった支配人親子もこれで解放される。この島は異類のものを引き寄せる島だといい、シノダ一家の秘密にも気づいたような口ぶり。無関係の招待者には忘れ草のような薬物で記憶の一部を消してしまう。