著者はイタリアの高名な児童文学作家の、シルヴァーナ・ガンドルフィ。寡作だが書いた作品はほとんど賞をとるほどの力作だとか。
本作品は小学五年生の少女二人が、鉱山の跡の記念館を見ているときに、コウモリの子供に気をとられ、迷子になる。
空の上に飛ばされたような気がして、気づいたら火山のある島に落下していた。黒い砂の坂道を転げ落ちていた。時々山頂から吹き出るものがあり、噴火だと危険だと、海に向かって降りていくと、浜辺の砂にいろんなものが散らばっている。首飾りや傘、新聞、ハンドバックなど。いつのまにか二人で宝探しに夢中で噴火の心配を忘れている。
そこに山の上から転げ落ちてくる老人。老人ホームからタバコを買いに出て迷子になったらしい。さらに今度は浜辺に子供たちの集団が現れる。帰りたいという老人を子供らはなぜか持ち上げ、底も見えないクレバスの中に放り捨てる。怖くなった少女たちは逃げ出すものの、またの日に彼らに見つかってしまう。そこでリーダーと思える少年から聞かされた話は驚くべきもの。
この島は、迷子になったものがやって来る島だと。むだに過ごしたときの島だと。地上で迷子になった人やなくしたものがやって来る島。いろんなものが浜辺にあるし、子供だけではなく大人もいて、内陸部で思い思いに暮らしている。規律も義務もなく、自由に暮らせるところなんだと。あのクレバスは地上への近道で、あそこに飛び込むと、もとの場所へ行けるのだと。
自由に暮らせる島が気に入った二人は帰ろうとしない。
火山から噴き出しているものを彼らは火山のプランクトンと呼ぶ。色とりどりの半透明の玉で、色ごとに地上でなくなった希望、記憶力、直感、忍耐、勇気などの精神力。それを体にぬりつけてマッサージすると、特定の時間それらが身に付く。
火山の向こう側にある塩の吹き出る白の湖の向こうでは有毒ガスが吹き出し、それを吸うと怠惰になり、自分の体さえ食べてしまう食人族になる。
地上でむだに過ごすものが減ったために、火山の噴火や有毒ガスが増えて、島や回りの島が危機に陥る。
教授と言われる先生の発案で、有志がもとの世界に戻って、むだに過ごす時間の大切さを身をもって示すことが、この島の世界の崩壊を食い止められるかもしれないということで、大人も子供も多くのものがクレバスに飛び込んで生還する。
少女ももとの鉱山に現れ発見される。
なかなか興味深いし、面白い。
本作品は小学五年生の少女二人が、鉱山の跡の記念館を見ているときに、コウモリの子供に気をとられ、迷子になる。
空の上に飛ばされたような気がして、気づいたら火山のある島に落下していた。黒い砂の坂道を転げ落ちていた。時々山頂から吹き出るものがあり、噴火だと危険だと、海に向かって降りていくと、浜辺の砂にいろんなものが散らばっている。首飾りや傘、新聞、ハンドバックなど。いつのまにか二人で宝探しに夢中で噴火の心配を忘れている。
そこに山の上から転げ落ちてくる老人。老人ホームからタバコを買いに出て迷子になったらしい。さらに今度は浜辺に子供たちの集団が現れる。帰りたいという老人を子供らはなぜか持ち上げ、底も見えないクレバスの中に放り捨てる。怖くなった少女たちは逃げ出すものの、またの日に彼らに見つかってしまう。そこでリーダーと思える少年から聞かされた話は驚くべきもの。
この島は、迷子になったものがやって来る島だと。むだに過ごしたときの島だと。地上で迷子になった人やなくしたものがやって来る島。いろんなものが浜辺にあるし、子供だけではなく大人もいて、内陸部で思い思いに暮らしている。規律も義務もなく、自由に暮らせるところなんだと。あのクレバスは地上への近道で、あそこに飛び込むと、もとの場所へ行けるのだと。
自由に暮らせる島が気に入った二人は帰ろうとしない。
火山から噴き出しているものを彼らは火山のプランクトンと呼ぶ。色とりどりの半透明の玉で、色ごとに地上でなくなった希望、記憶力、直感、忍耐、勇気などの精神力。それを体にぬりつけてマッサージすると、特定の時間それらが身に付く。
火山の向こう側にある塩の吹き出る白の湖の向こうでは有毒ガスが吹き出し、それを吸うと怠惰になり、自分の体さえ食べてしまう食人族になる。
地上でむだに過ごすものが減ったために、火山の噴火や有毒ガスが増えて、島や回りの島が危機に陥る。
教授と言われる先生の発案で、有志がもとの世界に戻って、むだに過ごす時間の大切さを身をもって示すことが、この島の世界の崩壊を食い止められるかもしれないということで、大人も子供も多くのものがクレバスに飛び込んで生還する。
少女ももとの鉱山に現れ発見される。
なかなか興味深いし、面白い。