著者はフジテレビ勤務の児童小説家。
ある日雨のため立ち寄った図書館で、大自然を舞台にした冒険ファンタジーに出会い、徹夜で一気読み。読書とも児童文学ともそれが初体験。そして思った。本には夢がある。大人になって眠り込んだ夢を目覚めさせる力が児童文学にある。大人にも子供にも感動を与えられる。
だから著者はあとがきで言う。児童文学は子供のものじゃない。まず大人が読んで、楽しかったら家族や子供に勧める。心に眠る童心を目覚めさせる本ならだれもが感動できる。
イチローの父は童話作家。両親ともに自然好きで、空が死んでる東京を離れたいと思ったが、行く先について決まらなかった。ある日、父は学生時代にヒッチハイクして滞在し感動した村を思い出す。今度は意見が一致し、一家は旅だった。イタリヤのローマ東にある山と森と湖に牧草地が広がる村だった。
はじめは話せないイタリヤ語にとまどう小学二年のイチローも、クラスメイトの親切から馴染んでいく。特に最初に声をかけてくれた三人とは仲良くなる。言葉を教えてくれた女子のメルリーナ、村を案内してくれたアントニオ、ガキ大将だがイチローがいじめられないように気を配ってくれた正義感に溢れたジーノ。
五年生になった今も仲良し四人組で、三本の寄り添うオリーブの木の上に、憩いの場を設け、ヒミツのやかたとして四人の秘密となる。
ある日、遅れてきたイチローが、途中でイジワル屋敷の猫がくわえていたという黒い手帳を持ってくる。なかを見てみると、表紙裏には、願いあらば十三しるせ…黒かべのサタンと書かれている。次のページには日記のように、日付と願い事が九つ。日付を見ると最初と最後は百年あまり隔たる。
面白半分に残る四つの願いとして、四人がそれぞれ願い事を書く。ジーノは鷲に、メルリーナはブルーデージーの花に、アントニオはりすに、イチはモミの木になりたいと。
すると四人とも願い通りに変身してしまう。そして、イチの知恵と三人の協力で、無事もとに戻るまでの冒険が最初の話。以降、ふしぎな冒険行がイジワル屋敷を起点に体験され、最後にイジワル婆さんの祖母だという黒かべのサタンと四人は対決する。冒険により仲良くなった鷲の王などの鳥たちの応援を受けて勝つ。
ラストはイチロー一家が日本に戻ることになり、別れの情景が。四人はタイムカプセルを埋め、十年ごとに集まることを約束する。
子供たちの冒険談としか思わずに借りたが、ファンタジーだ
ある日雨のため立ち寄った図書館で、大自然を舞台にした冒険ファンタジーに出会い、徹夜で一気読み。読書とも児童文学ともそれが初体験。そして思った。本には夢がある。大人になって眠り込んだ夢を目覚めさせる力が児童文学にある。大人にも子供にも感動を与えられる。
だから著者はあとがきで言う。児童文学は子供のものじゃない。まず大人が読んで、楽しかったら家族や子供に勧める。心に眠る童心を目覚めさせる本ならだれもが感動できる。
イチローの父は童話作家。両親ともに自然好きで、空が死んでる東京を離れたいと思ったが、行く先について決まらなかった。ある日、父は学生時代にヒッチハイクして滞在し感動した村を思い出す。今度は意見が一致し、一家は旅だった。イタリヤのローマ東にある山と森と湖に牧草地が広がる村だった。
はじめは話せないイタリヤ語にとまどう小学二年のイチローも、クラスメイトの親切から馴染んでいく。特に最初に声をかけてくれた三人とは仲良くなる。言葉を教えてくれた女子のメルリーナ、村を案内してくれたアントニオ、ガキ大将だがイチローがいじめられないように気を配ってくれた正義感に溢れたジーノ。
五年生になった今も仲良し四人組で、三本の寄り添うオリーブの木の上に、憩いの場を設け、ヒミツのやかたとして四人の秘密となる。
ある日、遅れてきたイチローが、途中でイジワル屋敷の猫がくわえていたという黒い手帳を持ってくる。なかを見てみると、表紙裏には、願いあらば十三しるせ…黒かべのサタンと書かれている。次のページには日記のように、日付と願い事が九つ。日付を見ると最初と最後は百年あまり隔たる。
面白半分に残る四つの願いとして、四人がそれぞれ願い事を書く。ジーノは鷲に、メルリーナはブルーデージーの花に、アントニオはりすに、イチはモミの木になりたいと。
すると四人とも願い通りに変身してしまう。そして、イチの知恵と三人の協力で、無事もとに戻るまでの冒険が最初の話。以降、ふしぎな冒険行がイジワル屋敷を起点に体験され、最後にイジワル婆さんの祖母だという黒かべのサタンと四人は対決する。冒険により仲良くなった鷲の王などの鳥たちの応援を受けて勝つ。
ラストはイチロー一家が日本に戻ることになり、別れの情景が。四人はタイムカプセルを埋め、十年ごとに集まることを約束する。
子供たちの冒険談としか思わずに借りたが、ファンタジーだ