ロンドン在住のイラストレイター、エッセイストの著者のエッセイ。
北九州若松に生まれ、津田塾大卒、就職、結婚したのち、自分のしたいことをするために、離婚して単身ロンドンに渡英。イギリスの暮らしや庭園について、あるいはファンタジーや児童文学についての著書を持つ女性。
幼少時代から現在までの彼女の生活に触れながら、イギリス・ファンタジーなどの作品について述べている。
彼女の転機のきっかけになったのは、ピーターラビットらしい。十年間暖め続けた思いを本にしたのが最初の著作とも言える。
児童文学に最近はまりかけている私だが、絵本というのは今ひとつなじめない。幼少期に最初に馴染む本なんだろうが、私もそうだったか記憶がない。
著者が最初に住み始めたロンドンの住まいが、ファンタジー作家のエリナー・ファージョンの近所になったことが何度かあり、という話からはじまり、様々な作品について、その作者の紹介と作品内容について述べている。あいだに著者自身の子供の頃の思い出や、結婚から離婚に至る生活や思い、後半では男友達との付き合いなどについても述べていて、正直言えば、そのあたりは少し閉口気味で、飛ばし読みしてしまった。
触れている作品は、ファージョンに続いて、二十五人の作家、四十作品について述べている。タイトルだけ知ってる作品が半数あまりで、まともに読んだことがあるのは皆無に近い。なかで、いつか読んでみたいと思った作品は、ディケンズの作品数点の他、ハリー・ポッター、メアリー・ポピンズ、ゲド戦記、指輪物語かな。どれもこれを読んでというよりは、前から読みたいと思っていたものばかり。
あとがきによれば、渡英の一番の目的はイギリスのファンタジーの世界により近く触れることだった。それなのに本書が出るまでに十年あまりかかった。それは単なる知識を得ることよりも、物語が持つたましいにふれることが大切だと思ったから。物語の舞台と同じ空気のもとで生活して、物語の中の世界を感じとろうとした。さらに著者は、自分を見つけること、自分の目で物事を見ることを大事にしてきた。だからそれらが自分のなかで熟成し、形をなすのに時間を要した。そんなことを述べている。さらにいつか、ファンタジーの確かに存在する世界と、心の奥底にあるたましいとの深い繋がりを理解し表現したいと考えている。
北九州若松に生まれ、津田塾大卒、就職、結婚したのち、自分のしたいことをするために、離婚して単身ロンドンに渡英。イギリスの暮らしや庭園について、あるいはファンタジーや児童文学についての著書を持つ女性。
幼少時代から現在までの彼女の生活に触れながら、イギリス・ファンタジーなどの作品について述べている。
彼女の転機のきっかけになったのは、ピーターラビットらしい。十年間暖め続けた思いを本にしたのが最初の著作とも言える。
児童文学に最近はまりかけている私だが、絵本というのは今ひとつなじめない。幼少期に最初に馴染む本なんだろうが、私もそうだったか記憶がない。
著者が最初に住み始めたロンドンの住まいが、ファンタジー作家のエリナー・ファージョンの近所になったことが何度かあり、という話からはじまり、様々な作品について、その作者の紹介と作品内容について述べている。あいだに著者自身の子供の頃の思い出や、結婚から離婚に至る生活や思い、後半では男友達との付き合いなどについても述べていて、正直言えば、そのあたりは少し閉口気味で、飛ばし読みしてしまった。
触れている作品は、ファージョンに続いて、二十五人の作家、四十作品について述べている。タイトルだけ知ってる作品が半数あまりで、まともに読んだことがあるのは皆無に近い。なかで、いつか読んでみたいと思った作品は、ディケンズの作品数点の他、ハリー・ポッター、メアリー・ポピンズ、ゲド戦記、指輪物語かな。どれもこれを読んでというよりは、前から読みたいと思っていたものばかり。
あとがきによれば、渡英の一番の目的はイギリスのファンタジーの世界により近く触れることだった。それなのに本書が出るまでに十年あまりかかった。それは単なる知識を得ることよりも、物語が持つたましいにふれることが大切だと思ったから。物語の舞台と同じ空気のもとで生活して、物語の中の世界を感じとろうとした。さらに著者は、自分を見つけること、自分の目で物事を見ることを大事にしてきた。だからそれらが自分のなかで熟成し、形をなすのに時間を要した。そんなことを述べている。さらにいつか、ファンタジーの確かに存在する世界と、心の奥底にあるたましいとの深い繋がりを理解し表現したいと考えている。