読み出したらあっという間。確かに、先程読んだ岡田さんの四百頁に比べたら、半分にも満たない短編集ということもあるが。
やはり面白いというか、心暖まる話と言うことか。四つの短編で構成されていて、前二つが同じ主人公の話で、三番目には前に出てきた人物が登場。四番目は主人公は違うが、飲食が人の心を癒し、明日への鋭気を養うというテーマで共通しているのかな。
派遣社員の三智子は、学生時代から付き合ってきた彼氏に振られ、落ち込んでいた。弁当持参だったが、その日は食べる気にもなれない。そんな彼女に声をかけたのが、アッコ女史。営業部唯一の女子正社員で、部長。四十五歳、独身で、大柄でガッチリしていて、オカッパ頭。あの歌手からアッコと言われるが、面と向かって言えるものはない。
そんなアッコさんから奇妙な申し出が。昼食を食べ損ねたから、食べないなら弁当をくれると。食べ終えたアッコ女史は亡き母の味に似ていると弁当を気に入り、一週間和食弁当を作ってくれないかと。代わりに食事代とアッコ女史の馴染みの店を紹介すると。
そんなことで始まった一週間。三智子はアッコ女史の知られざる姿と、うまい料理を味わい、それにより落ち込んだ気持ちから立ち直ることができた。
第二話では二人の勤める会社は倒産し、三智子は新たな派遣先へ。正社員と派遣の女子社員の板挟みで、寒風吹く公園で一人弁当を食べてると、オレンジのワゴン車がそばに停まる。なんとアッコさんは移動販売で、ポトフを販売していると。いつでもどこでもニーズがあるときに販売できる。誘われて、勤務時間外に手伝いをすることになる。夜明け前の歌舞伎町、夜中の新聞社の整理記者、病院に勤務中のナース。さらに築地市場内の喫茶店。店長はアッコさんの会社の社長だった。そしてアッコさんの知り合いの監督が映画を撮影してる現場。主演アイドルが怪我をして、三智子が代役まですることに。派遣をやめてアッコさんの移動販売に加わろうかと思ったこともあるが、一週間一緒に働いて、派遣でもう一踏ん張りする意欲を回復する。
料理がというよりは、それをきっかけに心にゆとりができて、回りがよく見えるようになる。自分の悩みがいかに小さなものだったか、視野が狭かったかに気づく。そんな話だったようだ。
短編だが、実がつまった本を読んだような手応えを覚えた。評判になるのもわかる。たださらに読みたいかとなると微妙かな。
やはり面白いというか、心暖まる話と言うことか。四つの短編で構成されていて、前二つが同じ主人公の話で、三番目には前に出てきた人物が登場。四番目は主人公は違うが、飲食が人の心を癒し、明日への鋭気を養うというテーマで共通しているのかな。
派遣社員の三智子は、学生時代から付き合ってきた彼氏に振られ、落ち込んでいた。弁当持参だったが、その日は食べる気にもなれない。そんな彼女に声をかけたのが、アッコ女史。営業部唯一の女子正社員で、部長。四十五歳、独身で、大柄でガッチリしていて、オカッパ頭。あの歌手からアッコと言われるが、面と向かって言えるものはない。
そんなアッコさんから奇妙な申し出が。昼食を食べ損ねたから、食べないなら弁当をくれると。食べ終えたアッコ女史は亡き母の味に似ていると弁当を気に入り、一週間和食弁当を作ってくれないかと。代わりに食事代とアッコ女史の馴染みの店を紹介すると。
そんなことで始まった一週間。三智子はアッコ女史の知られざる姿と、うまい料理を味わい、それにより落ち込んだ気持ちから立ち直ることができた。
第二話では二人の勤める会社は倒産し、三智子は新たな派遣先へ。正社員と派遣の女子社員の板挟みで、寒風吹く公園で一人弁当を食べてると、オレンジのワゴン車がそばに停まる。なんとアッコさんは移動販売で、ポトフを販売していると。いつでもどこでもニーズがあるときに販売できる。誘われて、勤務時間外に手伝いをすることになる。夜明け前の歌舞伎町、夜中の新聞社の整理記者、病院に勤務中のナース。さらに築地市場内の喫茶店。店長はアッコさんの会社の社長だった。そしてアッコさんの知り合いの監督が映画を撮影してる現場。主演アイドルが怪我をして、三智子が代役まですることに。派遣をやめてアッコさんの移動販売に加わろうかと思ったこともあるが、一週間一緒に働いて、派遣でもう一踏ん張りする意欲を回復する。
料理がというよりは、それをきっかけに心にゆとりができて、回りがよく見えるようになる。自分の悩みがいかに小さなものだったか、視野が狭かったかに気づく。そんな話だったようだ。
短編だが、実がつまった本を読んだような手応えを覚えた。評判になるのもわかる。たださらに読みたいかとなると微妙かな。