やっと最後まで読めた。なかなか楽しい話だった。東京下町のとある架空の商店街。そこにある七軒のお店を、七人の女流作家が描いている。
商店街の入り口には、方耳が折れ曲がったウサギがいて、招きウサギというユルキャラ。
戦後まもなく、焼け残った家やバラック小屋が二十四軒立ち並んでいた。それでも将来の夢を語り合う住民たち。金平糖には角が二十四あることから、商店街の名前がついた。
一軒目は喫茶店。昔芝居に情熱を燃やした還暦前後の仲間たちが集まって、喫茶店を開ける準備する様子を描いてる。若い頃の口約束を実現しようとする老人たち
二軒目はあずかりやさん。一日百円で何でも預かる。期日までの料金は前払い。期日までに取りに来なければ、店主のものになる。盲目の独り暮らしの青年が店主。店を始めるきっかけになった話が泣かせる
三軒目は米屋。老いた婆さん一人でやっていたが、腰を痛め、直るまでと、失業したホテルマンの息子が帰ってきて、店先でおにぎりの販売を始める。地元で就職し、結婚した主婦から見たイケメンの中学の同級生。変化のない生活から、あらぬ妄想をする
四軒目は終戦後孤児となった男が、商店街に拾われ、ちんどん屋になる。強盗に入った男相手に、酔っぱらった最後のちんどん屋はその半生を語る
五軒目は呉服屋。開店休業状態だった店へ、未成年で結婚した娘が出戻ってくる。店の品を加工してネット販売。売りそびれた辻が花をローンで買うという女子大生。武道と茶道の流派坂東巴流の内弟子。
六軒目はキッチン田中。戦前から続く洋食屋。スカイツリー景気でにぎわう商店街をやぶにらみする花屋の娘。年上の幼馴染みが帰ってきて洋食屋を継いでいる。片想いしてるのだが、強力なライバルはお嬢様。
七軒目は砂糖屋。多種類の砂糖があり、それを計り売りする。料理屋や菓子職人は砂糖を選んで使うのだとか。二階に間借りしてる大学生にやっとできた彼女。それが女たらしだという八十過ぎの店主と仲がよくて心配。実は他所で生ませた隠し子の娘、孫娘だったとわかる。
一番気に入ったのは、やはりあずかりやさんかな。ついで最初の喫茶店。同じ年代の人たちが、店作りに再度情熱を燃やしているのがうらやましい。過去に芝居という情熱があったからできるのかもしれないな。何もしないで年老いても、何もできないのだろうな
商店街の入り口には、方耳が折れ曲がったウサギがいて、招きウサギというユルキャラ。
戦後まもなく、焼け残った家やバラック小屋が二十四軒立ち並んでいた。それでも将来の夢を語り合う住民たち。金平糖には角が二十四あることから、商店街の名前がついた。
一軒目は喫茶店。昔芝居に情熱を燃やした還暦前後の仲間たちが集まって、喫茶店を開ける準備する様子を描いてる。若い頃の口約束を実現しようとする老人たち
二軒目はあずかりやさん。一日百円で何でも預かる。期日までの料金は前払い。期日までに取りに来なければ、店主のものになる。盲目の独り暮らしの青年が店主。店を始めるきっかけになった話が泣かせる
三軒目は米屋。老いた婆さん一人でやっていたが、腰を痛め、直るまでと、失業したホテルマンの息子が帰ってきて、店先でおにぎりの販売を始める。地元で就職し、結婚した主婦から見たイケメンの中学の同級生。変化のない生活から、あらぬ妄想をする
四軒目は終戦後孤児となった男が、商店街に拾われ、ちんどん屋になる。強盗に入った男相手に、酔っぱらった最後のちんどん屋はその半生を語る
五軒目は呉服屋。開店休業状態だった店へ、未成年で結婚した娘が出戻ってくる。店の品を加工してネット販売。売りそびれた辻が花をローンで買うという女子大生。武道と茶道の流派坂東巴流の内弟子。
六軒目はキッチン田中。戦前から続く洋食屋。スカイツリー景気でにぎわう商店街をやぶにらみする花屋の娘。年上の幼馴染みが帰ってきて洋食屋を継いでいる。片想いしてるのだが、強力なライバルはお嬢様。
七軒目は砂糖屋。多種類の砂糖があり、それを計り売りする。料理屋や菓子職人は砂糖を選んで使うのだとか。二階に間借りしてる大学生にやっとできた彼女。それが女たらしだという八十過ぎの店主と仲がよくて心配。実は他所で生ませた隠し子の娘、孫娘だったとわかる。
一番気に入ったのは、やはりあずかりやさんかな。ついで最初の喫茶店。同じ年代の人たちが、店作りに再度情熱を燃やしているのがうらやましい。過去に芝居という情熱があったからできるのかもしれないな。何もしないで年老いても、何もできないのだろうな