ミステリーだな、本格ミステリーを久しぶりに堪能した。イギリスの貴族の館で起きた超常現象、ポルターガイストとか屋敷内をうろつく尼僧、密室内のハープがひとりでに鳴るといった現象が起きた。
貴族とはいえ、前代の当主の死後の相続税のため、金に困り、屋敷の一部をカントリークラブとして開放した。その直後に起きた騒動のため、客が寄り付かなくなれば、屋敷の維持も難しくなる。
隣の屋敷の主人の勧めで、騒動や謎の解決のために呼ばれたのが、主人公であるオカルトハンターのヒーロー。
家族や隣人の他、カントリーハウスの客人、さらに屋敷の客人といった多数の一筋縄ではいかない面々を相手に探索を始めたものの、最初の印象は、幽霊が多すぎる、というもの。
幽霊にも種類があり、普通一緒に出ることはまれなのに、この屋敷では一緒に現れている。
幽霊といっても、もとは人間の活動をつかさどっていたもの。人間に様々な性格があれば、幽霊の性格も様々になるのもうなづける。しかし、この屋敷で起こった現象は一つ一つ見れば、文献などによく現れるものばかり。一見意味のないいたずらの裏に隠された深刻なものがあること、しかもそれを起こすものが複数あることが、彼には見てとれた。
関係者と話をしながら、彼らの関係やそこに秘められた思いを、詮索していくが、いくつかはすぐに判明したが、わからない部分もあり、探索は難航する。
写真家としても有名な継妹である伯爵の令嬢を呼び寄せる。仕掛けたカメラで、謎の一端は明らかになるものの、最終的な解決はまだまだ。
彼を呼び寄せた隣人の愛する女性を取り違えたために、あやうく命を危険にさらす目に合いながらも、最後尼は真相を突き止め、家族に謎を解き明かす。
名前には覚えはあるがはじめての作家。長編ミステリーはこれ一冊だけで、他の作品にたいしては、心優しきストーリーテラー、ユーモアとペーソスをこめた語り口と言われる。巻末には著作目録がついているが、ずいぶん書いているんだ。猫の本も書いている。『猫語の教科書』『ジェニイ』『トマシーナ』。映画「ポセイドンアドベンチャー」の原作も書いている。
巻末の解説で、作家の我孫子武丸さんは、最後に、人間のいやらしい面、悲しい面を見据えながらも、最後には必ず浄化してくれる、と述べている。また何かを読んでみようかな
貴族とはいえ、前代の当主の死後の相続税のため、金に困り、屋敷の一部をカントリークラブとして開放した。その直後に起きた騒動のため、客が寄り付かなくなれば、屋敷の維持も難しくなる。
隣の屋敷の主人の勧めで、騒動や謎の解決のために呼ばれたのが、主人公であるオカルトハンターのヒーロー。
家族や隣人の他、カントリーハウスの客人、さらに屋敷の客人といった多数の一筋縄ではいかない面々を相手に探索を始めたものの、最初の印象は、幽霊が多すぎる、というもの。
幽霊にも種類があり、普通一緒に出ることはまれなのに、この屋敷では一緒に現れている。
幽霊といっても、もとは人間の活動をつかさどっていたもの。人間に様々な性格があれば、幽霊の性格も様々になるのもうなづける。しかし、この屋敷で起こった現象は一つ一つ見れば、文献などによく現れるものばかり。一見意味のないいたずらの裏に隠された深刻なものがあること、しかもそれを起こすものが複数あることが、彼には見てとれた。
関係者と話をしながら、彼らの関係やそこに秘められた思いを、詮索していくが、いくつかはすぐに判明したが、わからない部分もあり、探索は難航する。
写真家としても有名な継妹である伯爵の令嬢を呼び寄せる。仕掛けたカメラで、謎の一端は明らかになるものの、最終的な解決はまだまだ。
彼を呼び寄せた隣人の愛する女性を取り違えたために、あやうく命を危険にさらす目に合いながらも、最後尼は真相を突き止め、家族に謎を解き明かす。
名前には覚えはあるがはじめての作家。長編ミステリーはこれ一冊だけで、他の作品にたいしては、心優しきストーリーテラー、ユーモアとペーソスをこめた語り口と言われる。巻末には著作目録がついているが、ずいぶん書いているんだ。猫の本も書いている。『猫語の教科書』『ジェニイ』『トマシーナ』。映画「ポセイドンアドベンチャー」の原作も書いている。
巻末の解説で、作家の我孫子武丸さんは、最後に、人間のいやらしい面、悲しい面を見据えながらも、最後には必ず浄化してくれる、と述べている。また何かを読んでみようかな