昨年のファンタジーノベル大賞受賞作で、著者のデビュー作。
ファンタジーというよりは童話といった雰囲気もあるし、冒険的要素も見られる。
歴史小説家が四歳の娘の依頼ではじめて書いた童話。トナカイと共に夜空を駆けるサンタの童話。
十歳になった娘がある夜失踪。後を追った父親もその町にたどりつく。父が書いた童話の中の世界みたいな町。娘は変わらないのに、父は黒い影のような姿で、住人には見えない存在になっていた。
その町は年中雲におおわれていて、雪が降り続く。しかし、その雪が光輝いていて、それが町のエネルギー源になっている。年に一度クリスマスに、その雪を詰めた袋を、スノーモービルで、空を駆けて外の世界に運ぶ、二人の高等配達員がいて、高い地位を得ている。老人の金の配達員とまだ若い銀の配達員は、金と銀の角を持つトナカイのようだ。
その町では外の世界との交渉が禁止されていて、唯一配達員だけが外の世界に出られる。銀の配達員は娘に出くわし、逮捕監禁されるのを避けようと、娘を隠し子として届けて、親子として住み始める。
娘の父親もなぜかこの世界にたどり着き、銀の配達員に発見されるも追い返される。その後に、特別配達員の少年に出会い、その庇護を受けることになる。配達員は本来三人なのだが、前任の老いた特別配達員は次期候補を選んだだけで亡くなり、まだ八歳だった後任の特別配達員のキツツキの子は通常業務を免除され、歴史研究に打ち込んでいた。そんなキツツキの子と、影のような父親との出会いが、この町を変える起爆剤になる。
金銀配達員と特別配達員のキツツキの子、そして外の世界から迷い混んだ親子の、からみあう物語が描かれている。
ラストには次のクリスマスに、三人の配達員と共に外の世界に向かい娘が描かれるのだが、父親がどうなったのか、よくわからなかった。
読ませる話ではあったが、面白かったかどうか、よくわからなかった。
親子が物語の中の世界に飛び込むと言えば、以前読んだ外国の物語があったが、なんか違うな。
幼い娘のための童話だったから、その世界の事は詳しくは書かれていないし、トナカイやキツツキも人間のように話す擬人法が使われていて、そのために、物語のなかでは彼らが人間として登場する。そういう意味なのか。歴史に対して衒学的な哲学的な発言をするキツツキの子の発言は、よくわからなかった。
ファンタジーというよりは童話といった雰囲気もあるし、冒険的要素も見られる。
歴史小説家が四歳の娘の依頼ではじめて書いた童話。トナカイと共に夜空を駆けるサンタの童話。
十歳になった娘がある夜失踪。後を追った父親もその町にたどりつく。父が書いた童話の中の世界みたいな町。娘は変わらないのに、父は黒い影のような姿で、住人には見えない存在になっていた。
その町は年中雲におおわれていて、雪が降り続く。しかし、その雪が光輝いていて、それが町のエネルギー源になっている。年に一度クリスマスに、その雪を詰めた袋を、スノーモービルで、空を駆けて外の世界に運ぶ、二人の高等配達員がいて、高い地位を得ている。老人の金の配達員とまだ若い銀の配達員は、金と銀の角を持つトナカイのようだ。
その町では外の世界との交渉が禁止されていて、唯一配達員だけが外の世界に出られる。銀の配達員は娘に出くわし、逮捕監禁されるのを避けようと、娘を隠し子として届けて、親子として住み始める。
娘の父親もなぜかこの世界にたどり着き、銀の配達員に発見されるも追い返される。その後に、特別配達員の少年に出会い、その庇護を受けることになる。配達員は本来三人なのだが、前任の老いた特別配達員は次期候補を選んだだけで亡くなり、まだ八歳だった後任の特別配達員のキツツキの子は通常業務を免除され、歴史研究に打ち込んでいた。そんなキツツキの子と、影のような父親との出会いが、この町を変える起爆剤になる。
金銀配達員と特別配達員のキツツキの子、そして外の世界から迷い混んだ親子の、からみあう物語が描かれている。
ラストには次のクリスマスに、三人の配達員と共に外の世界に向かい娘が描かれるのだが、父親がどうなったのか、よくわからなかった。
読ませる話ではあったが、面白かったかどうか、よくわからなかった。
親子が物語の中の世界に飛び込むと言えば、以前読んだ外国の物語があったが、なんか違うな。
幼い娘のための童話だったから、その世界の事は詳しくは書かれていないし、トナカイやキツツキも人間のように話す擬人法が使われていて、そのために、物語のなかでは彼らが人間として登場する。そういう意味なのか。歴史に対して衒学的な哲学的な発言をするキツツキの子の発言は、よくわからなかった。