サブタイトルに、「愛書家の楽園」とあり、その言葉に引かれて、図書館で見つけた本。図書館の歴史、文化、それに関わる人々など多彩な話を、ある意味で奔放に連想力を働かせて話題にしている。
読書家と言っても、上には上がいると痛感させられる多種多様で、大量の引用に、圧倒されたり、時にそうだそうだと納得したり、楽しい読み物だった。ただ楽しいと言っても、小説のように話の筋を追うわけではないから、所々では退屈したり、つまらなく思えたりして、目を通すだけに意外と時間がかかった。
人間がなぜ書物を収集したがるのか?という根源的な問いかけから始まる。さらにその書庫や図書館をどんな形に作ろうとしたか?また大量の書物をどのように並べるのか?ということで、様々な分類法にふれ、歴史上の様々な図書館を例にあげて考察している。
歴史上に実際に起こった本の焼き討ちなど、書物を迫害した人々や社会についても、章を改めて考察している。
図書館が権威の象徴になることもある。金持ちや政治家が寄付をして、自身の名前がついた図書館を作っている。
図書館にすべての書物を集めようというのは、伝説のアレキサンドリア図書館のように見果てぬ夢であるが、現実的にも館主や司書により選択されたものしか納められていない。しかしたまに検閲の目を逃れ、まぎれこむタイトルだけは無邪気だが、中身はいかがわしい本がある。そうした書物や、消滅した図書館、存在を許されなかった図書館を、著者は影の図書館として考察してる。
読書家は時に空想の書物や図書館を思い描く。そんな奇妙な人々を話す空想図書館という章も面白く、興味深い。
個人の書斎や図書館なら好みにより本を集めることができるが、公共の図書館のアイデンティティーはどこに求めればいいのか?公共の図書館の必要性を最初に説いたのはペトラルカで、イタリアでは国立図書館が八つもあるのに、イギリスではかなり遅くなったとか。興味深い。
原著のタイトルは「夜の図書館」。著者は、昼間秩序に支配されている書斎は、夜には、雰囲気が一変し、居心地のよいものになる。夜には蔵書目録の秩序は通用しない、威力が保たれないという。それゆえに自由に想像力をはばたかせて書かれたものなんだろう
読書家と言っても、上には上がいると痛感させられる多種多様で、大量の引用に、圧倒されたり、時にそうだそうだと納得したり、楽しい読み物だった。ただ楽しいと言っても、小説のように話の筋を追うわけではないから、所々では退屈したり、つまらなく思えたりして、目を通すだけに意外と時間がかかった。
人間がなぜ書物を収集したがるのか?という根源的な問いかけから始まる。さらにその書庫や図書館をどんな形に作ろうとしたか?また大量の書物をどのように並べるのか?ということで、様々な分類法にふれ、歴史上の様々な図書館を例にあげて考察している。
歴史上に実際に起こった本の焼き討ちなど、書物を迫害した人々や社会についても、章を改めて考察している。
図書館が権威の象徴になることもある。金持ちや政治家が寄付をして、自身の名前がついた図書館を作っている。
図書館にすべての書物を集めようというのは、伝説のアレキサンドリア図書館のように見果てぬ夢であるが、現実的にも館主や司書により選択されたものしか納められていない。しかしたまに検閲の目を逃れ、まぎれこむタイトルだけは無邪気だが、中身はいかがわしい本がある。そうした書物や、消滅した図書館、存在を許されなかった図書館を、著者は影の図書館として考察してる。
読書家は時に空想の書物や図書館を思い描く。そんな奇妙な人々を話す空想図書館という章も面白く、興味深い。
個人の書斎や図書館なら好みにより本を集めることができるが、公共の図書館のアイデンティティーはどこに求めればいいのか?公共の図書館の必要性を最初に説いたのはペトラルカで、イタリアでは国立図書館が八つもあるのに、イギリスではかなり遅くなったとか。興味深い。
原著のタイトルは「夜の図書館」。著者は、昼間秩序に支配されている書斎は、夜には、雰囲気が一変し、居心地のよいものになる。夜には蔵書目録の秩序は通用しない、威力が保たれないという。それゆえに自由に想像力をはばたかせて書かれたものなんだろう