ル=グインのゲド戦記の最初の一編が出た年に世にでた、もうひとつの伝説のファンタジーがこれ。2005年に後日譚として発表された短編を含む完全版だが、昨夜読み終えたのは本編のみ。
とある森林で一人住むユニコーン。狩人の話から自分がこの世界で最後のユニコーンかもしれないと知り、落ち着かなくなり、はじめて森を出る。
彼女、のちに王女に変身するから女性なんだろう、を見かけてもユニコーンとわかるものはほとんどいない。この世からユニコーンの姿が消えて、長い年月が経っている。
途中出会った蝶々が彼女にまとわりつき、歌を歌う。それによればかつて赤い雄牛がユニコーンたちを追いこんで、呪われた城の主ハガードに、幽閉されているという。
その仲間たちを探しに行こうとした彼女の旅の仲間になるのは、魔法ができない魔術師シュメンドリックと、義賊だと思っていた男に付き従っていたモリー。
やがてたどりついた呪われた町ハグズゲイト。噂とは違い、豊かな町。この町は魔女の呪いにより、ハガード王と一蓮托生になっているため、王が無事な限り繁栄するのだと。
城に近づき、赤い雄牛が現れ、対決するものの、ユニコーンは土壇場で怖じ気づく。絶体絶命で放ったシュメンドリックの魔法により、彼女は若き女性に変身。シュメンドリックは彼女をアマルシア姫と呼ぶ。
ハガード王に迎えられ、城に滞在する一行。リーア王子は元は捨て子で、彼こそが城を打ち崩すきっかけを作ると言い伝えられている。彼はアマルシア姫に惚れ、彼女のためにと各地に出没する怪物を退治しては人々の暮らしを安泰にさせ、姫に捧げる。
城のどこに幽閉されているのか、なかなかわからないが、ついに古時計が入り口で、城の向こうに広がる海の中にユニコーンたちがとらわれていることがわかる。一行は躊躇しながらも中に進み、雄牛と対決。
最後にはなぜか雄牛は退散し、ユニコーンたちは解放され、自分のすみかに帰っていく。アマルシア姫もユニコーンに戻り、気持ちをリーア王子に残しながらも住みかへと去っていく。
城の崩壊により、新たな王となったリーア。領地をめぐる旅を始め、シュメンドリックとモリーが途中まで付き合い、たもとを分かつ
冒険ファンタジー的な話なんだが、もっと静かな幻想小説のような風合いの作品で、分かりにくいところもあるが、ひとつの絵画を見るような雰囲気を持つ。なかなかいい
とある森林で一人住むユニコーン。狩人の話から自分がこの世界で最後のユニコーンかもしれないと知り、落ち着かなくなり、はじめて森を出る。
彼女、のちに王女に変身するから女性なんだろう、を見かけてもユニコーンとわかるものはほとんどいない。この世からユニコーンの姿が消えて、長い年月が経っている。
途中出会った蝶々が彼女にまとわりつき、歌を歌う。それによればかつて赤い雄牛がユニコーンたちを追いこんで、呪われた城の主ハガードに、幽閉されているという。
その仲間たちを探しに行こうとした彼女の旅の仲間になるのは、魔法ができない魔術師シュメンドリックと、義賊だと思っていた男に付き従っていたモリー。
やがてたどりついた呪われた町ハグズゲイト。噂とは違い、豊かな町。この町は魔女の呪いにより、ハガード王と一蓮托生になっているため、王が無事な限り繁栄するのだと。
城に近づき、赤い雄牛が現れ、対決するものの、ユニコーンは土壇場で怖じ気づく。絶体絶命で放ったシュメンドリックの魔法により、彼女は若き女性に変身。シュメンドリックは彼女をアマルシア姫と呼ぶ。
ハガード王に迎えられ、城に滞在する一行。リーア王子は元は捨て子で、彼こそが城を打ち崩すきっかけを作ると言い伝えられている。彼はアマルシア姫に惚れ、彼女のためにと各地に出没する怪物を退治しては人々の暮らしを安泰にさせ、姫に捧げる。
城のどこに幽閉されているのか、なかなかわからないが、ついに古時計が入り口で、城の向こうに広がる海の中にユニコーンたちがとらわれていることがわかる。一行は躊躇しながらも中に進み、雄牛と対決。
最後にはなぜか雄牛は退散し、ユニコーンたちは解放され、自分のすみかに帰っていく。アマルシア姫もユニコーンに戻り、気持ちをリーア王子に残しながらも住みかへと去っていく。
城の崩壊により、新たな王となったリーア。領地をめぐる旅を始め、シュメンドリックとモリーが途中まで付き合い、たもとを分かつ
冒険ファンタジー的な話なんだが、もっと静かな幻想小説のような風合いの作品で、分かりにくいところもあるが、ひとつの絵画を見るような雰囲気を持つ。なかなかいい