今日は祝日休みなんだが、何の日だったかと思っていたら、テレビや新聞でわかった。天皇陛下八十歳の誕生日なんだ。まあ、おめでとうございます、と素直に言えるかな。

これが昭和天皇とか阿倍総理だとそんなわけにはいかないが

それはともかく、栗田さんの『道元の読み方』を昼前に読んでいたが、途中で中断。やはり小説のように、すらすらと読み続けるのは無理だな。

今日も青空が広がる晴天だが寒い。風邪はなおったわけではないが、ひどくなったわけでもない。たっぷり寝たら、やはりいいのだろうな。

母に年賀状の投函と、灯油を買ってくることを頼まれていたので、昼前に行ってくる。

昼食後、目先を変えて、工藤さんの本を読み始める。生涯に出会った怪奇めいた出来事をのべたエッセイ。今までことさら人には話したことがなく、胸にしまっていたことを、ある編集者の薦めで、雑誌に連載したものをまとめたらしい。

怪奇話をするために、その背景となる家族や自身の結婚話などにも触れていて、最後まで通して読んでみたら、工藤さんの半生がざっとわかるようにもなる。

怪奇話自体は興味深かったものの、それほど新奇なものもなく、結局はそうしたことを認めるか認めないか、考え方次第で。私自身は人に言うほどの経験はないが、頭から否定もできないといったところか。むしろファンタジーが好きなくらいだから、信じたい。

著者の名を知ったのはラフカディオ・ハーンの伝記の著者としてだったが、略歴を見ると、かなり多くの評伝を書いている。吉田茂とか笹川良一といった政治家から文化人まで幅広い。

東京生まれで、母方の祖父の写真館を描いた作品で賞を受け有名になったらしい。田辺聖子も確か同じように写真館の生まれで本を書いていたな

工藤さんの生い立ちも変わってる。父は新潟出身で野球雑誌で一躍成功し、母は銀座でレストランをやっていた。兄が盲目で半身不随の精神薄弱だったが、ずっと家族で面倒を見ているとか。本人はチェコの大学に留学し、カナダの大学を卒業し、カナダの大学教授と結婚。作家活動を始めて、取材で出掛けることが多くなり、四十代で離婚。日本に戻ってからサラリーマンと三度目の結婚をし、今は還暦過ぎ。

なかなか興味深い。またなにか読んでみたい