なんとも不思議な話だな。龍が出てきたりして、ファンタジーかと思っていたが、むしろ恋愛ものだと思った方がいいのか
四つの短編があり、それぞれの語り手が違う。
最初はオリエ。30歳を目前に別居してる司書。夫は家を出ている。離婚を迫られながら、気持ちの整理ができず判子が押せない。
偶然見つけた就職先を訪れるところから始まる。井の頭公園の奥にある図書館。中世の協会のような洋館。しかも公園が締め切られる夜間しか開いてない図書館。選ばれた者しか入れない。読みたい本を求めると眼前に現れ、いつも同じ場所にない部屋、本棚、図書。別次元にあるのか?
就職したオリエは、住む場所も指定され、そして屋根裏部屋で、なんと龍に出会い、交合する。体には異常はなく、心の奥に溜め込んだ悪いものが消えてしまう。悪夢や悪い記憶を食べてくれたのか?
先輩司書のスグルが成長した母親の実家は田舎で、龍神をまつる家だった。蔵の地下にある泉を腹違いの妹マナミと見に行ったときに起こったこと。本来なら龍神に連れ去られるマナミに代わり、母が死んだ。
二編目と三編目はそのスグルとマナミが語り手になっている。マナミにはあの時何が起こったのかわかっているが、兄スグルは記憶がないらしい。妹さえ避けている。兄を慕う妹が近づき、決着をつけるために、二人で再び訪れた地下の龍神の泉。そこで何が起こったのか?
四編目の語り手は画家で霊能者でもあるキリコ。実は長い時代を生きている女性らしい。世界の各地に住んだことがあり、輪廻を繰り返して生きている。その生の中で、一番濃い記憶は、もっとも愛しくて、かつ憎い男と暮らした日々。永遠の今に立ち尽くすキリコ。
最後、四人が一同に会したとき、何が起こったのか?時空がひしゃげたと書いてあるが、なんかよくわからない。
よかったかどうかと聞かれたら、本筋は分かりにくくて、つまらないに近いかな。むしろ不思議な図書館の方が気になるし、面白く思えた。
また龍というものへも興味がわく。辰年生まれと言うこともあるが。〈あれ〉は見るものによって、その姿が違って見える。洋風のドラゴンとか東洋風の龍とか。実体はエネルギー体のようなものかもしれない。そんな考察も興味深い
本筋の話より、そんな図書館や龍が興味深い作品だった
四つの短編があり、それぞれの語り手が違う。
最初はオリエ。30歳を目前に別居してる司書。夫は家を出ている。離婚を迫られながら、気持ちの整理ができず判子が押せない。
偶然見つけた就職先を訪れるところから始まる。井の頭公園の奥にある図書館。中世の協会のような洋館。しかも公園が締め切られる夜間しか開いてない図書館。選ばれた者しか入れない。読みたい本を求めると眼前に現れ、いつも同じ場所にない部屋、本棚、図書。別次元にあるのか?
就職したオリエは、住む場所も指定され、そして屋根裏部屋で、なんと龍に出会い、交合する。体には異常はなく、心の奥に溜め込んだ悪いものが消えてしまう。悪夢や悪い記憶を食べてくれたのか?
先輩司書のスグルが成長した母親の実家は田舎で、龍神をまつる家だった。蔵の地下にある泉を腹違いの妹マナミと見に行ったときに起こったこと。本来なら龍神に連れ去られるマナミに代わり、母が死んだ。
二編目と三編目はそのスグルとマナミが語り手になっている。マナミにはあの時何が起こったのかわかっているが、兄スグルは記憶がないらしい。妹さえ避けている。兄を慕う妹が近づき、決着をつけるために、二人で再び訪れた地下の龍神の泉。そこで何が起こったのか?
四編目の語り手は画家で霊能者でもあるキリコ。実は長い時代を生きている女性らしい。世界の各地に住んだことがあり、輪廻を繰り返して生きている。その生の中で、一番濃い記憶は、もっとも愛しくて、かつ憎い男と暮らした日々。永遠の今に立ち尽くすキリコ。
最後、四人が一同に会したとき、何が起こったのか?時空がひしゃげたと書いてあるが、なんかよくわからない。
よかったかどうかと聞かれたら、本筋は分かりにくくて、つまらないに近いかな。むしろ不思議な図書館の方が気になるし、面白く思えた。
また龍というものへも興味がわく。辰年生まれと言うこともあるが。〈あれ〉は見るものによって、その姿が違って見える。洋風のドラゴンとか東洋風の龍とか。実体はエネルギー体のようなものかもしれない。そんな考察も興味深い
本筋の話より、そんな図書館や龍が興味深い作品だった