都内にある製麺会社を舞台にした連作短編集。
最初の話がタイトル作。工場長から営業部長になったばかりのメタボおじさんが、派遣の女子社員に社員宛のメールを打たせる。トイレのポツポツをなくして清潔にするため「男はしっかり性器を握って一歩前へ!」と
若い女性の派遣社員にメールさせたことが問題になる。セクハラとか。噂は噂を呼び、当の女性が最初は腹を立てたが、もう忘れたいと思っているのに、話が広がる。どうも社内の派閥争いの具になったようで、ついに部長は退社。口は悪いが、真面目に社の将来を見据えての発言だったと理解できた頃には、後の祭り
個人事業から成長して、トップが創業者一族であった会社には、彼らにゴマをする役員しかいない。
続く話の中で、会社の腐敗ぶりが、何人かの社員の目から明らかになっていき、最後には食品の異物混入を契機に明らかに。さらに新商品の成分表示に間違いが見つかる。社長も役員たちも真相を究明しようとはしないで、内部告発者を黙らせることしか考えていない。
その前の話で明らかになっている。新製品開発の現場では、正しい表示をしていたのに、コスト削減のために、役員の指示で表示はそのままで、中身を入れ換えていた。心ある社員は辞めるか、口をつむぐことしかできない。
思い余った内部告発者たちが集まって、公園で記者会見をして、真相を暴露するものの、社長も役員もさっさと見切りをつけて退社して逃げてしまう。
心ある社員は給料を受けとることもできず、倒産しかけるが、有志が集まって再起を期すことになる。工場ひとつで再起を図るものの、工場と敷地は創業者一族が握ったまま。借家しての再興と、厳しい現実。それにもめげず頑張る彼ら。
長年のつきあいで単独で印刷業務を独占していた印刷屋も、製麺会社の危機で仕事がなくなり、更正を図る。社長の息子で、いい加減に働いていた男も、中国の同業者との提携に活路を見いだそうと単身中国へ。当てもなく途方にくれる彼の近くにいたのが、最初の話で退社した田布勢部長。今は個人で中国食材の輸入をしているとか。そんな彼から与えられた極意が、チェンイー。誠意。中国で新規の顧客を得るには価格よりも誠意が大事だと。
そして次に訪中したときに、新生の製麺会社の意向だとして、彼に帰国するように説得。彼が新社長になり、社名もチェンイーと名乗る
数年前の作品だが、似たようなことが今もあるんだ
最初の話がタイトル作。工場長から営業部長になったばかりのメタボおじさんが、派遣の女子社員に社員宛のメールを打たせる。トイレのポツポツをなくして清潔にするため「男はしっかり性器を握って一歩前へ!」と
若い女性の派遣社員にメールさせたことが問題になる。セクハラとか。噂は噂を呼び、当の女性が最初は腹を立てたが、もう忘れたいと思っているのに、話が広がる。どうも社内の派閥争いの具になったようで、ついに部長は退社。口は悪いが、真面目に社の将来を見据えての発言だったと理解できた頃には、後の祭り
個人事業から成長して、トップが創業者一族であった会社には、彼らにゴマをする役員しかいない。
続く話の中で、会社の腐敗ぶりが、何人かの社員の目から明らかになっていき、最後には食品の異物混入を契機に明らかに。さらに新商品の成分表示に間違いが見つかる。社長も役員たちも真相を究明しようとはしないで、内部告発者を黙らせることしか考えていない。
その前の話で明らかになっている。新製品開発の現場では、正しい表示をしていたのに、コスト削減のために、役員の指示で表示はそのままで、中身を入れ換えていた。心ある社員は辞めるか、口をつむぐことしかできない。
思い余った内部告発者たちが集まって、公園で記者会見をして、真相を暴露するものの、社長も役員もさっさと見切りをつけて退社して逃げてしまう。
心ある社員は給料を受けとることもできず、倒産しかけるが、有志が集まって再起を期すことになる。工場ひとつで再起を図るものの、工場と敷地は創業者一族が握ったまま。借家しての再興と、厳しい現実。それにもめげず頑張る彼ら。
長年のつきあいで単独で印刷業務を独占していた印刷屋も、製麺会社の危機で仕事がなくなり、更正を図る。社長の息子で、いい加減に働いていた男も、中国の同業者との提携に活路を見いだそうと単身中国へ。当てもなく途方にくれる彼の近くにいたのが、最初の話で退社した田布勢部長。今は個人で中国食材の輸入をしているとか。そんな彼から与えられた極意が、チェンイー。誠意。中国で新規の顧客を得るには価格よりも誠意が大事だと。
そして次に訪中したときに、新生の製麺会社の意向だとして、彼に帰国するように説得。彼が新社長になり、社名もチェンイーと名乗る
数年前の作品だが、似たようなことが今もあるんだ