ようやく読み終えた。結局今日一日の大半を費やして、ようやく最後までたどり着いた。八百頁はさすがに長いな

これだけ読んだのに、前作の『魔法の声』のように、なんらかの区切りになっていないのが、なんか不満かな。
前作では十年もの間、物語の世界に飛ばされていたヒロインの母親レサが、娘メギーと共に無事この世界に帰ってこれて、父親モーと再会した。三人家族が揃って、一段落した感じだったのだが。

続編の今作では、レサから聞いた物語の世界に興味を覚え、好奇心を抑えられないメギー。先に旅だったホコリ指を追って行こうとした、彼を慕うファリッドと共に、物語の世界に旅立つ。「闇の心」という物語の中の世界、闇の世界。そこには二人の王がいて、山の方には、ベーコン候が治める城とオンブラの町があり、海の方にはスネークヘッドが治める暗黒城がある。ベーコン候の王子コジモの戦死により、ベーコンはいきる喜びを失い、城も町も沈滞気味。それをついて迫ってくるのが、コジモ王子の未亡人の父親であるスネークヘッド。前作で死んだ悪役カプリコーンの残党も暗黒城の世話になっている。

カプリコーンの後継者であるバスタと母親であるモルトラにより、モーとレサ夫妻までもがメギーを追って物語の世界に行くことになる。そして暗黒城に囚われのみとなり、先行き不安の状態に。

最初に書かれた物語とは少しづつ内容が変わってきて、本来の作者たるフェノグリオにも、結果がわからなくなり、頼まれて物語の筋を変えようとしても途方にくれるようになる。それでも最後には、スネークヘッドが恐れる死の不安を回避する白紙の魔法の書を作ることで、スネークヘッドの城からは解放されたものの、逆転の方策も見つけられないまま、ホコリ指さえ死の世界に連れ去られてしまう。

何らかの解決を得て、一段落するのを期待していたが、結局これでは尻切れトンボに終わっている。

著者のあとがきによれば、最初は一作で完結させるつもりが、続編を書くことになり、アイデアが噴出して、いくぶん暗い雰囲気になってしまったが、三部作として完結させるために、引き続き書いたらしい。ただなぜか翻訳だけはずいぶん時間がたってから出た。とはいえ、今の私は最後も読むことはできるのだが。ただ休みも今日で終わり、平日にどれだけ読めるかな。でも何とか読んでしまおう