一つの中編と二つの短編が収められた本。悲しいことなどを経験して、周囲の環境や人、さらに自分自身もが嫌になった主人公たちが、新たな経験をして、自分を取り戻す。そんな回復をテーマにした作品
最初の中編の主人公美咲は、中学時代に母が再婚したが、いまだにお父さんと呼べない。高校時代から一回り以上の年上の人と不倫をしていた。小さいころから本が好きで、よい本を作る編集者になるのが夢だった。大学時代に無理を言って、バイトとして働いた出版社に大卒で就職したものの、仕事は雑用ばかりでつまらない。中学時代の友達が自殺したと聞いて虚しくなり、退職届を出して故郷へ。そこで初恋の人に会う。転校生で生徒会長になったイケメン男が、今は土方してる。そして誘われるまま、彼の養父母がいるというモンゴルへ。今も自然に則した伝統的な暮らしをする人々と暮らすことで、いつか癒されていく美咲。
二つ目の楓の母親は若い頃に家出して、ヒッピーまがいの群れに飛び込み、そこで楓を生み育てた。幼い頃に性的なイタヅラを受けたりしたことから、一人日本に戻り、母親の妹になる叔母の世話で成人して旅行ライターをしている。長いこと避けていたカナダに取材で来ることになり、野垂れ死にしたような母のことを思い出したりする。母が残したボストンバッグを開ける勇気がなかったが、カナダでの体験から心が動き、開けてみると、なんと黄ばんだ紙片が。幼いころに母への思いを書いた手紙だった。恨みしかないと思っていた母を慕っていた自分を思い出す。母も私を愛していたんだと気づく。
三つめの主人公、美子。やっと授かった赤ん坊に添い寝して授乳したままうたた寝。気づいたら死んでいた。突然死だったようで、彼女に罪はないが、自分で自分が許せない。手をかけてくる夫を振り払って、寝巻きのままに外に飛び出し、ベンチにいたときに、優しそうな女性に声をかけられる。彼女が勤める店につれていかれ、オカマの店長と話し込んで自分を取り戻し帰宅。翌日から勤め始める。客はただ店の子のおっぱいを吸うだけ。金を払ってまでしたいのかと私にはわかりかねるが、ちゃんと成り立つのだ。悲しい過去を持つ店の女性や客たちに触れて、癒されていく。最後には迎えに来た夫と帰宅する。やり直す気持ちになれたようだ
モンゴル、カナダ、おっバイクラブと変わった場所なのが気になるが、エッセイにも出てるような料理の話題もあり、よかったかも
最初の中編の主人公美咲は、中学時代に母が再婚したが、いまだにお父さんと呼べない。高校時代から一回り以上の年上の人と不倫をしていた。小さいころから本が好きで、よい本を作る編集者になるのが夢だった。大学時代に無理を言って、バイトとして働いた出版社に大卒で就職したものの、仕事は雑用ばかりでつまらない。中学時代の友達が自殺したと聞いて虚しくなり、退職届を出して故郷へ。そこで初恋の人に会う。転校生で生徒会長になったイケメン男が、今は土方してる。そして誘われるまま、彼の養父母がいるというモンゴルへ。今も自然に則した伝統的な暮らしをする人々と暮らすことで、いつか癒されていく美咲。
二つ目の楓の母親は若い頃に家出して、ヒッピーまがいの群れに飛び込み、そこで楓を生み育てた。幼い頃に性的なイタヅラを受けたりしたことから、一人日本に戻り、母親の妹になる叔母の世話で成人して旅行ライターをしている。長いこと避けていたカナダに取材で来ることになり、野垂れ死にしたような母のことを思い出したりする。母が残したボストンバッグを開ける勇気がなかったが、カナダでの体験から心が動き、開けてみると、なんと黄ばんだ紙片が。幼いころに母への思いを書いた手紙だった。恨みしかないと思っていた母を慕っていた自分を思い出す。母も私を愛していたんだと気づく。
三つめの主人公、美子。やっと授かった赤ん坊に添い寝して授乳したままうたた寝。気づいたら死んでいた。突然死だったようで、彼女に罪はないが、自分で自分が許せない。手をかけてくる夫を振り払って、寝巻きのままに外に飛び出し、ベンチにいたときに、優しそうな女性に声をかけられる。彼女が勤める店につれていかれ、オカマの店長と話し込んで自分を取り戻し帰宅。翌日から勤め始める。客はただ店の子のおっぱいを吸うだけ。金を払ってまでしたいのかと私にはわかりかねるが、ちゃんと成り立つのだ。悲しい過去を持つ店の女性や客たちに触れて、癒されていく。最後には迎えに来た夫と帰宅する。やり直す気持ちになれたようだ
モンゴル、カナダ、おっバイクラブと変わった場所なのが気になるが、エッセイにも出てるような料理の話題もあり、よかったかも