昨夜の小泉八雲論もなかなか興味深かったが、一気に読み続けるのは無理なんで、目先を変えて、今朝はこれを読み始めた。タイトルと表紙絵が前から気になっていた。魔女という言葉が気になる。
思春期の少女が主人公のファンタジーぽい小説を書いている作家。そんなイメージしかない作家なんだが。台湾生まれで、軽井沢在住。詩やエッセイ、小説を書いているそうだ。
この本の主人公も十五歳の未来。五歳の時に両親を亡くし、あとで交通事故だとわかるが、亡き父の従兄弟の奥さんに引き取られる。十歳くらい年上の娘が二人いる。未来が来たことで部屋をひとつとられたと二人の姉は彼女に意地悪だ。自分の娘たちには甘いのに、未来にはこうるさい義母。でも二十歳になるまでは両親の遺産が使えず、その家を出ることもできない。だから始終亡き両親の思い出に耽る。
そんなある日街で奇妙な振る舞いをする人たちに出会い、導かれるようにして、とある家に。魔女だとか、腕時計だとか、訳のわからない話を聞きながら、夜遅くなり、一夜を過ごすことに。
そして夢を見た。夢というよりはタイムスリップのような。そしておぼろげにしか覚えていない母親の二十歳の誕生日から、未来を出産するまでを知ることになる。
母親瑠香は三姉妹の次女で、父親は魔法使いの大王、母は妃。しかし魔法の世界では母が子を生むわけではないから、親子関係は希薄。大昔に人は魔法を選んだ魔法使いと、心を選んだ人間に別れたのだという。魔法使いの寿命は250 歳、人は三分の一くらい。しかもその短い寿命をあくせく働いて得た金でどうにか暮らしている。魔法使いは両手を挙げ呪文唱えるだけで何でも手にはいる。衣服も食べ物も。しかも大王の家族だから仕える低級な魔法使いもいる。
それなのに瑠香は、昔からそんな暮らしに満足できなかった。そのため彼女は人間の男に出会い、恋してしまった。気持ちが高まるほどに魔力が落ち、父の大王にどうするか詰め寄られる。そして人として生きることを選んだ瑠香。その代償は五年経ったら死ぬことだった。また魔法使いと人の時間の早さを同調させるための腕時計を渡される。
夫との愛に溢れた生活、妊娠して腹に子供のいる幸せ、そして生まれた娘との幸福な暮らしを楽しむ。それを見、体験した未来は、家を出て、かつて父が伯母と二人暮らしていた家で、まだ生きている伯母と暮らすことにする
現実ばなれしたメルヘンのような話だがなんかよかった
思春期の少女が主人公のファンタジーぽい小説を書いている作家。そんなイメージしかない作家なんだが。台湾生まれで、軽井沢在住。詩やエッセイ、小説を書いているそうだ。
この本の主人公も十五歳の未来。五歳の時に両親を亡くし、あとで交通事故だとわかるが、亡き父の従兄弟の奥さんに引き取られる。十歳くらい年上の娘が二人いる。未来が来たことで部屋をひとつとられたと二人の姉は彼女に意地悪だ。自分の娘たちには甘いのに、未来にはこうるさい義母。でも二十歳になるまでは両親の遺産が使えず、その家を出ることもできない。だから始終亡き両親の思い出に耽る。
そんなある日街で奇妙な振る舞いをする人たちに出会い、導かれるようにして、とある家に。魔女だとか、腕時計だとか、訳のわからない話を聞きながら、夜遅くなり、一夜を過ごすことに。
そして夢を見た。夢というよりはタイムスリップのような。そしておぼろげにしか覚えていない母親の二十歳の誕生日から、未来を出産するまでを知ることになる。
母親瑠香は三姉妹の次女で、父親は魔法使いの大王、母は妃。しかし魔法の世界では母が子を生むわけではないから、親子関係は希薄。大昔に人は魔法を選んだ魔法使いと、心を選んだ人間に別れたのだという。魔法使いの寿命は250 歳、人は三分の一くらい。しかもその短い寿命をあくせく働いて得た金でどうにか暮らしている。魔法使いは両手を挙げ呪文唱えるだけで何でも手にはいる。衣服も食べ物も。しかも大王の家族だから仕える低級な魔法使いもいる。
それなのに瑠香は、昔からそんな暮らしに満足できなかった。そのため彼女は人間の男に出会い、恋してしまった。気持ちが高まるほどに魔力が落ち、父の大王にどうするか詰め寄られる。そして人として生きることを選んだ瑠香。その代償は五年経ったら死ぬことだった。また魔法使いと人の時間の早さを同調させるための腕時計を渡される。
夫との愛に溢れた生活、妊娠して腹に子供のいる幸せ、そして生まれた娘との幸福な暮らしを楽しむ。それを見、体験した未来は、家を出て、かつて父が伯母と二人暮らしていた家で、まだ生きている伯母と暮らすことにする
現実ばなれしたメルヘンのような話だがなんかよかった