少し期待外れだったかな。
京都のホテルポラリスはそれほど大きくもないし、繁華街の近くにもないが、伝統があり、サービスも一流、玄人受けのするホテル
そこの入り口近くに座るコンシェルジュの九鬼が、フロント業務の新人女性麻奈を助手にして、日常の謎的な問題を解決していく連作短編集と言えないこともないが
ホテルの最上階に長期滞在してる旧財閥系の御曹司の大学生桜小路清長。卒業できなくて24歳の今も留年中。ホテル代は彼の叔母、これまた名士輩出の家に嫁いだ那須あき子が払っている。彼女は清長の母親玉美に対抗して、彼を親離れさせるために一人暮らしさせるといってホテル住まいさせている
コンシェルジュの九鬼が様々な問題を解決していくのだと思っていたら、どうも清長や叔母に関わる問題ばかりを扱っている。さらに清長と叔母あき子がコミック的な言動で関わっていて、ある意味面白いが、なんか軽い感じがして、最初に感じた印象からは期待外れの話や展開だった
最初の話では、あき子の婚家の勘当されていた、今は八十過ぎのおばあさんが引き取られてきた時に持ち込んだ金の仏像の盗難事件を扱っている。犯人は叔母だとすぐにわかるが、なぜ隠したのか?仏像だと思っていたら、正体は意外なものだった。驚いたし、面白いと思った。そして、やかまし屋の叔母にも心優しい気持ちがあるという洞察もよかった。
二番目の話では元共産主義者のバーのマスターにかかってきた電話。一見危険なことに思えた内容に関する謎解き
三番目では清長がバイトして知り合った整形外科クリニックでの事件。訪問販売をしていた女性社員の失踪にまつわる謎解き
四番目の話では、フロントの麻奈の祖父のいまわの際の言葉に関する謎解き
最後の話では桜小路家の先代が残した鉄道模型のジオラマと目がえぐられた西洋人形の謎解きが行われる
探偵役の九鬼の推理は鮮やかだが、話の中での登場が短く、回りの麻奈や清長、叔母さんらのとんちんかんな動きの方が目立っていて、もしかしてユーモアミステリーなのかな。
京都が舞台で、ホテルの雰囲気も良さそうなんだが、活躍する人物たちが九鬼以外は、軽いというか漫画的で、少しがっかりした、といったところかな。
門井さんの本は図書館司書が主人公の小説をいくつか読んだことがあるだけなんだが、こんな小説が持ち味なのかな
京都のホテルポラリスはそれほど大きくもないし、繁華街の近くにもないが、伝統があり、サービスも一流、玄人受けのするホテル
そこの入り口近くに座るコンシェルジュの九鬼が、フロント業務の新人女性麻奈を助手にして、日常の謎的な問題を解決していく連作短編集と言えないこともないが
ホテルの最上階に長期滞在してる旧財閥系の御曹司の大学生桜小路清長。卒業できなくて24歳の今も留年中。ホテル代は彼の叔母、これまた名士輩出の家に嫁いだ那須あき子が払っている。彼女は清長の母親玉美に対抗して、彼を親離れさせるために一人暮らしさせるといってホテル住まいさせている
コンシェルジュの九鬼が様々な問題を解決していくのだと思っていたら、どうも清長や叔母に関わる問題ばかりを扱っている。さらに清長と叔母あき子がコミック的な言動で関わっていて、ある意味面白いが、なんか軽い感じがして、最初に感じた印象からは期待外れの話や展開だった
最初の話では、あき子の婚家の勘当されていた、今は八十過ぎのおばあさんが引き取られてきた時に持ち込んだ金の仏像の盗難事件を扱っている。犯人は叔母だとすぐにわかるが、なぜ隠したのか?仏像だと思っていたら、正体は意外なものだった。驚いたし、面白いと思った。そして、やかまし屋の叔母にも心優しい気持ちがあるという洞察もよかった。
二番目の話では元共産主義者のバーのマスターにかかってきた電話。一見危険なことに思えた内容に関する謎解き
三番目では清長がバイトして知り合った整形外科クリニックでの事件。訪問販売をしていた女性社員の失踪にまつわる謎解き
四番目の話では、フロントの麻奈の祖父のいまわの際の言葉に関する謎解き
最後の話では桜小路家の先代が残した鉄道模型のジオラマと目がえぐられた西洋人形の謎解きが行われる
探偵役の九鬼の推理は鮮やかだが、話の中での登場が短く、回りの麻奈や清長、叔母さんらのとんちんかんな動きの方が目立っていて、もしかしてユーモアミステリーなのかな。
京都が舞台で、ホテルの雰囲気も良さそうなんだが、活躍する人物たちが九鬼以外は、軽いというか漫画的で、少しがっかりした、といったところかな。
門井さんの本は図書館司書が主人公の小説をいくつか読んだことがあるだけなんだが、こんな小説が持ち味なのかな