なかなか面白かった。霊性とかスピリチュアルなものに関することをわかりやすく解説していて、興味深い。
これは大学院で行われた公開の対談で、半年に渡って行われたものを一冊の本にまとめてある。
かたやフランス現代思想が専門の内田さんはエッセイ風の本をけっこう出していて、図書館でも書店でもよく見かける。合気道という武道もやっていて、そのために武道家の甲野さんと対談してる本を以前読んだときから、気になる人だった。
釈さんは最近、内田さんとの共著者として、いくつかの本で見かけただけの人なんだが、なかなかわかりやすく話す方だ。浄土真宗本願寺派、つまりお西の住職でもあり、大学教授でもある。宗教思想が専門というから、ここでも解説はもっぱら釈氏が担当している。
幕末から三度ブームになった宗教。三度目がちょうど私が大学生の頃に当たるので、当時のことを思い出したりして、興味津々だった。学生運動が下火になった頃で、回りに結構新宗教にはまるやつがいたな。私は人見知りというか、付き合いが苦手で、もっぱら本を読むことで、こうした問題に関わったが
読んで再認識したことは大本という教団と出口王仁三郎という人物のすごさかな。高橋和巳の小説関連で興味を覚えたことはあるが、伝統仏教関係のクラブにいたこともあり、新宗教については距離を置いてみていて、そのすごさを見落としていた気がする。新宗教やその後の新新宗教、ポスト新宗教の半分近くは、その系譜の根が大本にあった、というのは気がつかなかった。合気道の開祖植芝さんが出口の側近だったとは
あと宗教における儀礼の意味、役割についても考えさせられた。どちらかと言えば。私は教義などの方に目を向けて、儀礼ははなから無視してた
靖国問題についても話されていて、なかなか興味深い。政治的なことと宗教的なことの関わり、議論がともすればそれらを私意的に混雑させていて、噛み合わないのが当然だという意見は卓見だな。死者を供養することに意味がある、その点では問題の対立する両陣営ともに同じという指摘も、言われてみればそうなんだ。ふだん無宗教を標榜しているものが、その点をどこまで考えて議論しているのか。簡単な決着は難しいが、そもそもの原点から各自に考えてみなければならない問題だな
今はこの本が文庫で店頭に並んでいる。それを見て、読む価値があると思い、借りたのだ。どうしても霊性という言葉にはいかがわしさを感じるから
これは大学院で行われた公開の対談で、半年に渡って行われたものを一冊の本にまとめてある。
かたやフランス現代思想が専門の内田さんはエッセイ風の本をけっこう出していて、図書館でも書店でもよく見かける。合気道という武道もやっていて、そのために武道家の甲野さんと対談してる本を以前読んだときから、気になる人だった。
釈さんは最近、内田さんとの共著者として、いくつかの本で見かけただけの人なんだが、なかなかわかりやすく話す方だ。浄土真宗本願寺派、つまりお西の住職でもあり、大学教授でもある。宗教思想が専門というから、ここでも解説はもっぱら釈氏が担当している。
幕末から三度ブームになった宗教。三度目がちょうど私が大学生の頃に当たるので、当時のことを思い出したりして、興味津々だった。学生運動が下火になった頃で、回りに結構新宗教にはまるやつがいたな。私は人見知りというか、付き合いが苦手で、もっぱら本を読むことで、こうした問題に関わったが
読んで再認識したことは大本という教団と出口王仁三郎という人物のすごさかな。高橋和巳の小説関連で興味を覚えたことはあるが、伝統仏教関係のクラブにいたこともあり、新宗教については距離を置いてみていて、そのすごさを見落としていた気がする。新宗教やその後の新新宗教、ポスト新宗教の半分近くは、その系譜の根が大本にあった、というのは気がつかなかった。合気道の開祖植芝さんが出口の側近だったとは
あと宗教における儀礼の意味、役割についても考えさせられた。どちらかと言えば。私は教義などの方に目を向けて、儀礼ははなから無視してた
靖国問題についても話されていて、なかなか興味深い。政治的なことと宗教的なことの関わり、議論がともすればそれらを私意的に混雑させていて、噛み合わないのが当然だという意見は卓見だな。死者を供養することに意味がある、その点では問題の対立する両陣営ともに同じという指摘も、言われてみればそうなんだ。ふだん無宗教を標榜しているものが、その点をどこまで考えて議論しているのか。簡単な決着は難しいが、そもそもの原点から各自に考えてみなければならない問題だな
今はこの本が文庫で店頭に並んでいる。それを見て、読む価値があると思い、借りたのだ。どうしても霊性という言葉にはいかがわしさを感じるから