これも何度か、借りては返し、借りては返しとなかなか最後まで読めなかった本だが、なんとか一読を果たした。どれだけわかったかは疑問だが。
気になる本をなんとか読み終えたことだけでも、私には肩の荷が下ろせたような気分
倫理について書かれている本なんだが。実際は、現実の世界での、人間の間のルールたる倫理では解決できない問題が、最近多くなってきている
それを解決するものとして、著者は宗教、特に著者が長年関わってきた仏教について考察したもの
長年古典文献などを研究してきた著者が、ふと気づくと、自分の生き方を考えようと始めた仏教学が、必ずしも不安の解消になっていない。私が生きてるのは現代であり、そこで起きている出来事や事件と無縁でいるわけにはいかない。そして今も続いている仏教。それらの関わりを研究する現代仏教学の確立が必要ではないか。その試みとして展開された考察がこの本。仏教に限らず、宗教と言ってもよいが、たまたま著者が関わってきた仏教、そして長年の先人たちの深い思索の跡があるのだから、それを利用しよう。ただし仏教を頭ごなしに賛美する気もない。批判すべきことは批判し、現代において問題解決のために役立つ仏教のあるべき姿を模索する考察。
全体が三部に分かれ、第一部「仏教を疑う」では仏教の思想史をたどりながら、仏教と倫理の関係を考察する。
第二部「〈人間〉から他者へ」では、著者が人間の領域と呼ぶ倫理的な世界を超えた他者の問題を扱う
第三部「他者から死者へ」では他者の中でも他者と言える死者の問題を取り上げ、それによって葬式仏教から脱皮した新たな現代仏教が産み出せるかもしれないと著者は言う
いろいろ考えさせられることがあり、読んでよかった。末木さんの考えは多少これまで読んできた人と違う見解もあり、驚きと共に、共感できることもあり、だからこそ気になって読みたくなるのだろう
私的には大学時代に聞いた名前の人物に触れていたりして、興味深い。暁烏敏、清沢満之、毎田周一
靖国問題に対する意見にも、考えさせられた
気になる本をなんとか読み終えたことだけでも、私には肩の荷が下ろせたような気分
倫理について書かれている本なんだが。実際は、現実の世界での、人間の間のルールたる倫理では解決できない問題が、最近多くなってきている
それを解決するものとして、著者は宗教、特に著者が長年関わってきた仏教について考察したもの
長年古典文献などを研究してきた著者が、ふと気づくと、自分の生き方を考えようと始めた仏教学が、必ずしも不安の解消になっていない。私が生きてるのは現代であり、そこで起きている出来事や事件と無縁でいるわけにはいかない。そして今も続いている仏教。それらの関わりを研究する現代仏教学の確立が必要ではないか。その試みとして展開された考察がこの本。仏教に限らず、宗教と言ってもよいが、たまたま著者が関わってきた仏教、そして長年の先人たちの深い思索の跡があるのだから、それを利用しよう。ただし仏教を頭ごなしに賛美する気もない。批判すべきことは批判し、現代において問題解決のために役立つ仏教のあるべき姿を模索する考察。
全体が三部に分かれ、第一部「仏教を疑う」では仏教の思想史をたどりながら、仏教と倫理の関係を考察する。
第二部「〈人間〉から他者へ」では、著者が人間の領域と呼ぶ倫理的な世界を超えた他者の問題を扱う
第三部「他者から死者へ」では他者の中でも他者と言える死者の問題を取り上げ、それによって葬式仏教から脱皮した新たな現代仏教が産み出せるかもしれないと著者は言う
いろいろ考えさせられることがあり、読んでよかった。末木さんの考えは多少これまで読んできた人と違う見解もあり、驚きと共に、共感できることもあり、だからこそ気になって読みたくなるのだろう
私的には大学時代に聞いた名前の人物に触れていたりして、興味深い。暁烏敏、清沢満之、毎田周一
靖国問題に対する意見にも、考えさせられた