なかなか爽やかでよかった。
東京は神楽坂と言ったら、なんか芸人に縁の深い町といった印象がある
そこで履物店を開いているお蔦さんは、もと神楽坂の芸者だった。さらに映画に出たこともある。タイトルはどうやら先輩芸者と一緒に出た映画のタイトルだとあとでわかったが、それがなぜこの作品のタイトルになったのかはよくわからない
お蔦さんは七十近いおばあさんだが料理を作ったことがない。曾祖父の頃からこの家では料理をするのは男の役目と言うことになっている。主人公はお蔦さんの孫息子で中学生の望。本来、ノゾムという男名前なのに、周囲はノゾミと女と紛らわしい呼び方が定着してしまっていて、小柄なこととともに本人は気にしているのだが
父親が転勤になり、祖父も亡くなって、独り暮らしになる祖母の食事の支度をするという形で、望はお蔦さんと暮らすことになる。中学高校一貫校に入ったばかりで転校するのももったいないと意味もある
そんな二人が身近に起きる事件に関わりながら謎解きをするという趣向の作品。
お蔦さんの店には始終近所の人がより集まって、店の奥の小座敷がサロン化している。そんな近所の人が遇った取り込み詐欺とか、望の学校友達にまつわる様々な事件。はじめは無縁と思っていた事件は、根をたどると、昔の人間関係、お蔦さんの芸者時代の人間関係に結び付き、それによりお蔦さんがあざやかに問題を解明したり、解決に導いていく。
このおばあさん、侮れない。そういえば、この前読んだ紅雲町珈琲屋のおばあさんも似てるかな。でももと芸者のお蔦さんの方がずけずけものを言うやかましそうな雰囲気。でもどちらも相手の気持ちの奥にあるものまで、思いやって事件に立ち向かう姿勢には似た感じもうかがえる
中学生でもいっぱしに料理ができて、デザートが作れる望は、なんか羨ましい感じ。
西條さんは時代小説も結構書いてるが、読んでみようかどうしようか。こんな感じの登場人物が書ける人なら、時代は違っても同じような人が出てくる作品を書いているような気がする。正直、気に入りの作家はあまり増やしたくない気もあり、迷うところだな
東京は神楽坂と言ったら、なんか芸人に縁の深い町といった印象がある
そこで履物店を開いているお蔦さんは、もと神楽坂の芸者だった。さらに映画に出たこともある。タイトルはどうやら先輩芸者と一緒に出た映画のタイトルだとあとでわかったが、それがなぜこの作品のタイトルになったのかはよくわからない
お蔦さんは七十近いおばあさんだが料理を作ったことがない。曾祖父の頃からこの家では料理をするのは男の役目と言うことになっている。主人公はお蔦さんの孫息子で中学生の望。本来、ノゾムという男名前なのに、周囲はノゾミと女と紛らわしい呼び方が定着してしまっていて、小柄なこととともに本人は気にしているのだが
父親が転勤になり、祖父も亡くなって、独り暮らしになる祖母の食事の支度をするという形で、望はお蔦さんと暮らすことになる。中学高校一貫校に入ったばかりで転校するのももったいないと意味もある
そんな二人が身近に起きる事件に関わりながら謎解きをするという趣向の作品。
お蔦さんの店には始終近所の人がより集まって、店の奥の小座敷がサロン化している。そんな近所の人が遇った取り込み詐欺とか、望の学校友達にまつわる様々な事件。はじめは無縁と思っていた事件は、根をたどると、昔の人間関係、お蔦さんの芸者時代の人間関係に結び付き、それによりお蔦さんがあざやかに問題を解明したり、解決に導いていく。
このおばあさん、侮れない。そういえば、この前読んだ紅雲町珈琲屋のおばあさんも似てるかな。でももと芸者のお蔦さんの方がずけずけものを言うやかましそうな雰囲気。でもどちらも相手の気持ちの奥にあるものまで、思いやって事件に立ち向かう姿勢には似た感じもうかがえる
中学生でもいっぱしに料理ができて、デザートが作れる望は、なんか羨ましい感じ。
西條さんは時代小説も結構書いてるが、読んでみようかどうしようか。こんな感じの登場人物が書ける人なら、時代は違っても同じような人が出てくる作品を書いているような気がする。正直、気に入りの作家はあまり増やしたくない気もあり、迷うところだな