高田氏の本はまだ数冊目だが、相変わらず蘊蓄話が面白い
舞台は丹後の国。今では天橋立くらいしか観光スポットは知られていないが、実は古くから伝説にとんだところらしい。ことに女性にまつわる伝説が多い。丹後七姫。聖徳太子の母親間人皇后、静御前、小野小町、安寿、乙姫など。
今回の話では毒草師が乗り出してきて、まずはギリシア神話のエピソードから始まって、パンドラの箱が導き出されてくる。玉手箱と比較される
毒草や薬草の蘊蓄からはじまって、浦島伝説、羽衣伝説。それが蘇我一族と結び付き、蘇我と推古天皇の関係が、武内宿禰と神功皇后の関係に比定されたりと、なかなか興味深い話が続く
それにしてもどこまで信じていいのか途方にくれる
話の主筋は、丹後半島の旧家井筒家では、乙姫から浦島太郎におくられた玉手箱が家宝として代々伝えられてきて、娘の一人が祝として守っている。
守りながら、不死の薬と言われるミイラを得るために、男を虜にしてはミイラを作ってきたらしい。そんな秘密を隠すために竹林の中の洋館には絶えず催淫薬のようなものを充満させて、万が一、人が入ってきても幻覚などを見せて、館の秘密を守ってきた。ミイラにされたのは頭部だけで、体は捨てられたために、首なし殺人事件として、警察が乗り出してくる。
毒草師は最初に聞いた話から、たちまちその事件や洋館の秘密に感づき、玉手箱の中身を知りたくなり、調査に乗り出すといったところか。それにしても神話から古代の政治、宗教、神社やその祭神、名前や来歴などの知識には驚く。まあ巻末の参考文献からの引用ではあるが、それらをどう結びつけ、どう解釈して、ひとつの論理に結びつけるかはやはり高田さんの力量なんだろうな。
こうした話は、たまに読めばそれなりに面白いものの、続けて読むのはしんどい感じだな。高田さんには毒草師よりも長いシリーズを書いていて有名だし、面白そうだとは思いながらも敬遠してる。若いときと違い、続けて読んでいく気力がない
毒草師の新刊がまた出たら読むかもしれないが、他のシリーズまでは読む気にはなれないかな
前に読んだ鬼族よりは楽しめたし、話も興味深かった。高田さんの作品のなかで鬼を扱ったものはあったかな。あったら読んでみたい気もするが
舞台は丹後の国。今では天橋立くらいしか観光スポットは知られていないが、実は古くから伝説にとんだところらしい。ことに女性にまつわる伝説が多い。丹後七姫。聖徳太子の母親間人皇后、静御前、小野小町、安寿、乙姫など。
今回の話では毒草師が乗り出してきて、まずはギリシア神話のエピソードから始まって、パンドラの箱が導き出されてくる。玉手箱と比較される
毒草や薬草の蘊蓄からはじまって、浦島伝説、羽衣伝説。それが蘇我一族と結び付き、蘇我と推古天皇の関係が、武内宿禰と神功皇后の関係に比定されたりと、なかなか興味深い話が続く
それにしてもどこまで信じていいのか途方にくれる
話の主筋は、丹後半島の旧家井筒家では、乙姫から浦島太郎におくられた玉手箱が家宝として代々伝えられてきて、娘の一人が祝として守っている。
守りながら、不死の薬と言われるミイラを得るために、男を虜にしてはミイラを作ってきたらしい。そんな秘密を隠すために竹林の中の洋館には絶えず催淫薬のようなものを充満させて、万が一、人が入ってきても幻覚などを見せて、館の秘密を守ってきた。ミイラにされたのは頭部だけで、体は捨てられたために、首なし殺人事件として、警察が乗り出してくる。
毒草師は最初に聞いた話から、たちまちその事件や洋館の秘密に感づき、玉手箱の中身を知りたくなり、調査に乗り出すといったところか。それにしても神話から古代の政治、宗教、神社やその祭神、名前や来歴などの知識には驚く。まあ巻末の参考文献からの引用ではあるが、それらをどう結びつけ、どう解釈して、ひとつの論理に結びつけるかはやはり高田さんの力量なんだろうな。
こうした話は、たまに読めばそれなりに面白いものの、続けて読むのはしんどい感じだな。高田さんには毒草師よりも長いシリーズを書いていて有名だし、面白そうだとは思いながらも敬遠してる。若いときと違い、続けて読んでいく気力がない
毒草師の新刊がまた出たら読むかもしれないが、他のシリーズまでは読む気にはなれないかな
前に読んだ鬼族よりは楽しめたし、話も興味深かった。高田さんの作品のなかで鬼を扱ったものはあったかな。あったら読んでみたい気もするが