少し馬鹿馬鹿しいと思いながらも、気づいたら最後まで一気に読んでいて、現実味はないが、それなりに癒されると言うか、楽しい話だった。
東京赤羽で親から引き継いだ印刷の町工場を営業して、親子三人、五人の従業員がなんとか暮らしていた。そんな笠井武に転機が。頼まれて不動産屋の友人の持ち込んだマンション購入資金の借金の連帯保証人になる。借金相手が暴力団関係のヤミ金だったため、借金は瞬く間に膨れ上がり、一億になり、友人は蒸発して、笠井がひっかぶるはめに
妻と離婚し、それがすべてではない一人死に場所を求めて北関東へ。電車の終点で降りた見知らぬ田舎町。雨に降られて、商店街の外れの寺にもぐりこみ、寒さ避けに袈裟を着て寝込んでしまう
翌朝訪れた商店街の組合長は、笠井を後任の住職と勘違いし、世話してくれる。商店街の老人たちが集まってきて、笠井に祈祷でポックリいかせてほしいと言う
今では駅の反対側にできたモールに客足をとられ、終日客もなく、シャッターの降りた商店街。年金暮らしの老人ばかり
偽坊主で祈祷もわからないことから、笠井は組合長の喫茶店で、思い付きで、全品百円にしたらと提案する。死に体の店を回復するにはそれくらいのインパクトが必要だと。冗談から駒で、なんとそれが当たった。客が来た。パン屋、文房具屋も繁盛し、次々と相談に来る他の店。めんどくさくなって、笠井は寺に商店街百あまりの店主を集めて、いっそ商店街ごと、全品百円にしたらと言い出す
元値が何万もする電器店や着物屋など不満もあったが、どうせ休業状態で、不良在庫しかないし、流行遅れで売れる当てもない。死にかけてる商店街の再生には、荒療治が必要だし、ポックリ逝くことしか考えられない老人たちには新鮮な思い付きだった。
新聞広告まで出して、商店街一丸となって100円ショップに生まれ変わることで、客足が戻り、テレビの取材まできて、いっそう繁盛する。
安さのために客の笑顔を見られて、老人たちも生きる喜びを取り戻す。前とは逆にポックリ逝かないように祈祷してほしいと言い出すほど
テレビに写ったことから逃げていた借金取りに居場所を知られ、寺から逃げて喫茶店に隠れたものの、見つかる。その時老人たちは予想外の対応で、借金の始末をしてくれる
ありえないと思いつつも、話だと素直に読んでおけば楽しいし、ホットできる小説だった。ただこんなものばかりだと、もっと読みたいとは思えないかな
東京赤羽で親から引き継いだ印刷の町工場を営業して、親子三人、五人の従業員がなんとか暮らしていた。そんな笠井武に転機が。頼まれて不動産屋の友人の持ち込んだマンション購入資金の借金の連帯保証人になる。借金相手が暴力団関係のヤミ金だったため、借金は瞬く間に膨れ上がり、一億になり、友人は蒸発して、笠井がひっかぶるはめに
妻と離婚し、それがすべてではない一人死に場所を求めて北関東へ。電車の終点で降りた見知らぬ田舎町。雨に降られて、商店街の外れの寺にもぐりこみ、寒さ避けに袈裟を着て寝込んでしまう
翌朝訪れた商店街の組合長は、笠井を後任の住職と勘違いし、世話してくれる。商店街の老人たちが集まってきて、笠井に祈祷でポックリいかせてほしいと言う
今では駅の反対側にできたモールに客足をとられ、終日客もなく、シャッターの降りた商店街。年金暮らしの老人ばかり
偽坊主で祈祷もわからないことから、笠井は組合長の喫茶店で、思い付きで、全品百円にしたらと提案する。死に体の店を回復するにはそれくらいのインパクトが必要だと。冗談から駒で、なんとそれが当たった。客が来た。パン屋、文房具屋も繁盛し、次々と相談に来る他の店。めんどくさくなって、笠井は寺に商店街百あまりの店主を集めて、いっそ商店街ごと、全品百円にしたらと言い出す
元値が何万もする電器店や着物屋など不満もあったが、どうせ休業状態で、不良在庫しかないし、流行遅れで売れる当てもない。死にかけてる商店街の再生には、荒療治が必要だし、ポックリ逝くことしか考えられない老人たちには新鮮な思い付きだった。
新聞広告まで出して、商店街一丸となって100円ショップに生まれ変わることで、客足が戻り、テレビの取材まできて、いっそう繁盛する。
安さのために客の笑顔を見られて、老人たちも生きる喜びを取り戻す。前とは逆にポックリ逝かないように祈祷してほしいと言い出すほど
テレビに写ったことから逃げていた借金取りに居場所を知られ、寺から逃げて喫茶店に隠れたものの、見つかる。その時老人たちは予想外の対応で、借金の始末をしてくれる
ありえないと思いつつも、話だと素直に読んでおけば楽しいし、ホットできる小説だった。ただこんなものばかりだと、もっと読みたいとは思えないかな