ざっと拾い読みしただけなんだが、章の中身、つまりコレクターの種類について、簡単にでも書いておこうか

第一章の「モリネズミ」はゴミなら何でも集める人種かな。そこにゴミがあるから拾う。著者が知り合ったサラはコレクター同士で結婚離婚を繰り返し、アメリカ各地に住んでる女性。集めたものもとるに足らないものばかり。公衆衛生局に勤めるネルソンは法的には違法だが、仕事で回収中に見つけたお宝を私物化して集めている。あまり金を持ってないものほど高価なものを捨てる、という理論を持っている。同僚のなかには金目のものばかり持ち出して換金するものもいるが、彼は職場のロッカー部屋に溜め込んでいる。あらゆるものがある。一見芸術品にも思える絵画や写真、おもちゃ、小物。ビデオやレコード。サラとネルソンは貴重なものを集めているといってるが、どれも金銭的な価値はない。でも本人が満足してるならいいか

第二章「サバイバリスト」が集めるのは空き缶だ。もちろん専門の買い取り業者がいて、集めた缶を持ち込んで金に変える。キャンナーは普通の人ではないという。長く続けていると精神のバランスが崩れてくる。換金してドラッグを買い、また集めての繰り返し。イベント会場とか大きなアパートを縄張りにしてるものはかなり金になるが、大部分はわずかしか儲からない。それでもストリートコレクターにはさらに下層の連中がいる。黒いゴミ袋まで漁る連中。そんな連中の方が時にはお宝に巡り会うことがあるとわかっていても、それは最後の手段に残していく。引き裂いたゴミ袋や辺りに散らばるゴミで非難されることもあるが、本人たちは気にしない。むしろとばっちりで他のコレクターが肩身を狭くする

第三章「トレジャーハンター」は決まった場所を発掘する。川沿いの土手を掘り返す。埋め立て用の土砂に埋もれた宝を探す。ニューヨークは埋め立てで市域を拡大してきた。古い地図を見ながら埋め立て地を探し、埋められたものを正確に知ることはできないが、なかにはお宝が混ざっていることも。さらに下水道から出た汚泥のなかにも宝はある。貴金属がいくつも出てくる。ただ売るときには出所は秘密にする。汚物にまみれた指輪など誰も欲しがらない

第四章「アナーキスト」は食べ物だけを拾って食べる人々。アナーキストみたいで、生き方も変わっている。いわば地球も体も同じレベルで考える。資源を無駄にしないと。政治色は薄い