ようやく読み終えた。
いろんな人生の問題について触れてはいるが。巻末の参考文献から拾えば、徴兵拒否、戦争、ボーイスカウトとナチス。
ユージン宅でのコペル、ショウコとの昼食は葉っぱご飯に、炒めもの。そこへノボ叔父さんが、母方の祖母から送られた鰹の叩きを持ってきて参加する
その席で話に出た兵役拒否の男が隠れていた洞穴。ユージンは昔、ノボちゃんと植物採集に行った時に迷子になり、その洞穴を見つけたとか。戦争が終わるまで隠れていた男がそこで考えていた哲学的な問いが、タイトルのようだ。戦時中は生き方を考えたら戦争を抜きには考えられない。でも洞穴で一人になって初めて、自分と言うものを考えることができた、と。
ショウコが実はと言い出した。敷地内の石碑のある辺りに、先輩が一人暮らしていると。ガールスカウトの先輩で、金ほしさにポルノビデオに出演させられ、人間不信と閉所恐怖症になり、性被害者の捜査をしている刑事であるショウコの母親が、ここなら気楽に過ごせるかもしれないと、ユージンには内緒に住まわせていたと。コペルとユージンのことを話したら、打ち明けてもいいと承諾をとったので話すのだと。
学生向きの本の出版社が出してる本に、ポルノ監督がいるなんて信じられない。表現は確かに良心的に見えるようにしてあるにしても、いい加減なものだな。
終わりの方では、ガールスカウト活動していたショウコの母親が知り合ったオーストラリア人の息子マークが、伝統的な日本家屋であるユージンの屋敷を見に来て、仲間がまた増える。オーストラリアでは焚き火のあとの灰で焼くパンがあり、マークが作りたいと言い出し、みんなでつくって食べることになる。
マークの話すには、オーストラリアには原住民ではないが、開拓期のような暮らしを続けているブッシュマンという人たちがいて、彼の祖父の友達にもいて、晩年一緒に住んでいた。そのころのワイルドな生活を話してくれる。カンガルー狩りとか。
ラストにショウコが隠れて住まわせていたインジャが姿を表す
コペルはやはり人間には群れが必要なんだと思う。どれだけ人間不信になる経験をしても、一人では生きられない。でも強制ではない、許し合える、ゆるやかで温かい絆の群れが。この日、コペルはそういう群れを体験した。だからいつかそんな相手が現れたら、迷わず誘おうと思う
いろんな人生の問題について触れてはいるが。巻末の参考文献から拾えば、徴兵拒否、戦争、ボーイスカウトとナチス。
ユージン宅でのコペル、ショウコとの昼食は葉っぱご飯に、炒めもの。そこへノボ叔父さんが、母方の祖母から送られた鰹の叩きを持ってきて参加する
その席で話に出た兵役拒否の男が隠れていた洞穴。ユージンは昔、ノボちゃんと植物採集に行った時に迷子になり、その洞穴を見つけたとか。戦争が終わるまで隠れていた男がそこで考えていた哲学的な問いが、タイトルのようだ。戦時中は生き方を考えたら戦争を抜きには考えられない。でも洞穴で一人になって初めて、自分と言うものを考えることができた、と。
ショウコが実はと言い出した。敷地内の石碑のある辺りに、先輩が一人暮らしていると。ガールスカウトの先輩で、金ほしさにポルノビデオに出演させられ、人間不信と閉所恐怖症になり、性被害者の捜査をしている刑事であるショウコの母親が、ここなら気楽に過ごせるかもしれないと、ユージンには内緒に住まわせていたと。コペルとユージンのことを話したら、打ち明けてもいいと承諾をとったので話すのだと。
学生向きの本の出版社が出してる本に、ポルノ監督がいるなんて信じられない。表現は確かに良心的に見えるようにしてあるにしても、いい加減なものだな。
終わりの方では、ガールスカウト活動していたショウコの母親が知り合ったオーストラリア人の息子マークが、伝統的な日本家屋であるユージンの屋敷を見に来て、仲間がまた増える。オーストラリアでは焚き火のあとの灰で焼くパンがあり、マークが作りたいと言い出し、みんなでつくって食べることになる。
マークの話すには、オーストラリアには原住民ではないが、開拓期のような暮らしを続けているブッシュマンという人たちがいて、彼の祖父の友達にもいて、晩年一緒に住んでいた。そのころのワイルドな生活を話してくれる。カンガルー狩りとか。
ラストにショウコが隠れて住まわせていたインジャが姿を表す
コペルはやはり人間には群れが必要なんだと思う。どれだけ人間不信になる経験をしても、一人では生きられない。でも強制ではない、許し合える、ゆるやかで温かい絆の群れが。この日、コペルはそういう群れを体験した。だからいつかそんな相手が現れたら、迷わず誘おうと思う