昨夜、結果が知りたくて最後まで一気に読んだものの、深夜遅くなり、寝てしまった

後半のドタバタ劇のような展開と結末には、多少不満もあるが、まあいいか。山本さんらしからぬ小説だと思ったが、どうかな?お仕事小説と呼ばれる作品を四、五冊読んできただけだから、違ってるかもしれないが

タイトルのサイキック、知ってるようですぐに訳語が出てこなかったが、調べると超能力のことなんだ

日暮誠が自分の能力に気づいたのは、小学四年。可愛がっていた猫が死んでしまい、悲しみにくれた瞬間、なぜか猫を拾った河原に移動していた。パジャマ姿で裸足なのに、雪の積もった河原にいる自分を発見。以後悲しみに包まれると、原因になったものにゆかりの場所に瞬間移動する。親にも友達にも打ち明けられず、一人悩み、超常現象を扱う雑誌を読むようになる。また移動を防ぐために、感情を切り替える方法を考える。楽しい歌を歌うとか、他のことを考えるとか

後にわかったことだが、父も同じ力を持っていたが、父は喜びに包まれた時に跳ぶ。結婚して力を失ったとか。さらに母親は素肌を接すると、相手の心が読めたらしい。つまり握手をすれば、相手の気持ちがわかってしまう。ある意味人間不信にもなる。そういう力を持つものは、互いに相手の力に気づかないまま引かれ合うとか。そうして、父と母は出会った

吉原花奈は恋をすると体が浮く。思いが強いほど勢いよく浮かぶ。彼女がそれに気づいたのは小学三年。片想いの男子と隣同士の席になり、浮いてしまった。あわててばたばたして、その子には嫌われてしまったが。ただ後ろの席の子には見られたらしい。母にそんな力のことを聞いてみると、やはり持っていたらしい。紙コップを一センチ動かすだけの念動力。

そんな二人が出会ったのは中学になってから。生まれは3ヶ月くらいしか違わないが、学年が違っていて、誠が図書委員になったときに、花奈は委員長をしていた。互いに一目惚れみたいなのに、どちらも言い出せない。当然、力のことも秘密。花奈の浮き上がるのを見た穂先友美も図書委員で、花奈と仲良くなるが、力のことは話せない。

友美は37度以上の高熱になると、人の頭の上にとりついているピンクのクラゲのような生き物を見ることができる。その姿や類似の怪物の夢を見ては、幼い頃からスケッチしていて、将来は画家を目指している

それにしても、なんか中途半端でつまらない超能力だな