今ようやく読み終えたものの、なんか寂しいね

チキさんを追う人間が現れる。最初は雑誌記者。進也に対して、チキさんの過去をあばく。偽の超能力者として世間から姿を隠したチキさん。マスコミに人気の頃に、あぶく銭が入ったために、彼の母親は株に手を出し失敗。チキさんの失墜もあり、母親は自殺。父と弟と喧嘩別れで、一人さ迷ったらしい。そして覚醒剤に手を出し、逮捕、懲役。そんな過去を知らされても、今は立ち直っていると信じていた進也

しかし、チキさんがまた麻薬に手を出している現場を見て、進也はチキさんに出ていってもらう

妹の亜由美は最近友達付き合いが多くなっただけだと思っていたら、先の記者が亜由美は危険な団体とつきあっていると教えてくれる。チキさんを追っているのが、どうやらその団体らしい。かのオウムの下部団体らしい。支部の幹部になってるチキさんの後輩がチキさんの力を欲しがっているようだ

進也の母がやくざに襲われるが、命には別状はなかった。あとでチキさんが凶器の勢いを殺したお陰だとわかる。

亜由美が帰ってこない事情を説明して、進也はチキさんと二人で、団体幹部の女性宅を訪ね、無事連れ帰る。ドアを阻まれたチキさんはなんと三階のベランダから下に飛び降りたが、無事着地。続いて亜由美、進也も飛び降りるが、上からひっばられているかのように、静かに降りた

やがてオウムによる犯罪が起こり、ついには教団壊滅にまで追い込まれる。

チキさんの後輩たちは教団上部による犯罪とは無縁のいい人たちであった。知らずに片棒担いだことで苦しんでいる彼らを救いたいと、チキさんは進也らのもとから姿を消す。ほんとの家族になれたと思えた時間はわずかしか続かなかった

ラストでは進也はチキさんから譲られたエレキギターを抱えて、メジャーデビューをしている。亜由美も女のバンドでベースを弾いている。チキさんからの連絡はなかった

あれこれ教えてくれた記者が来て、チキさんが大阪で暴走車に牽かれて死んだことを伝えてくれる

進也と亜由美二人がチキさんから伝えられたスプーン曲げの力はすぐになくなってしまったが、残念だとは思わない

もっとずっと素敵なプレゼントをもらっていたから。食べたら、何より美味しくて元気が出る料理、満月ケチャップライス。これ以上の食べ物はない

後半、オウム関連が出てきて、少し嫌な感じになったし、チキさんが家族として末長く暮らせなかったのが、悲しいね