けっこう面白かったが、なんかいまいち物足りない思いもする

主人公の知彦が目覚めたのは病室。体に異常はないが、記憶がない。東京で知り合った恋人千穂に連れられて、阿蘇にある彼女の家を訪れるために、飛行機に乗っていたのだが

百人くらいの乗客の飛行機が阿蘇の外輪山にぶつかり大破して、乗客は行方不明。唯一救助されたのが知彦。

訳もわからず病院を抜け出したら、千穂の弟の車に出会い、千穂の実家に

千穂の父親は見えないものが見える体質だとか。見ようとしても見えず、あちらから見させられる

阿蘇の各地に山の霊力が吹き出す基なるものがあり、それぞれにその基を見守り、異常があると沈める役割の家が代々あり、千穂の家は彼らのまとめ役とか
最近基の様子が荒れてきて心配していたらこの事故。しかも基の守りをする家のものが乗っていた。彼らには過去に一度死んだかと思われたり、死んだものもいる。それなのに乗客名簿に乗っている

彼らは死んだものたちなのか?ならば死体がないのも頷ける

いくつかの基を回っていき、知彦は基の内部にうごめくものが見えるようになる。しかも二つの力が争っているかのように。ひとつは事故で死んだもののように見える

そんなとき千穂の父親から詳しい事情が見えてきたという。
代々伝えられる役目を果たしてきただけで、意味がわからなかったことがわかったと。阿蘇山の地下に今邪悪な力が溜まり噴き出ようとしている。パワースポットにいけば癒されるというが、間違いだと。人か生まれながらもつ負の力をそれが吸いとってくれるから元気になる。吸いとられた負の力は溜まりたまって、ある日噴き出す。それが邪魔。アラミタマ。荒魂。阿蘇の伝説にある鬼八は邪魔を鎮めるもので、外部から働きかけるが、内部でその役を果たすものが、鎮守役の家にいて、非常の際に集まって、邪魔と戦う。千穂もその一人だった。しかも伝説で鬼八の主人だった国津神の血筋が知彦だと

そして最後には鬼八が合体して光の龍となり、知彦の指揮で邪魔を封じ込める。

なんか都合がよすぎる設定だし、知彦と千穂の思いも強調しすぎで、作り物めいているのが、気になるのかな