芦田夫妻の夫孝二はアメリカに出店した日本料理屋に雇われて渡米。一人前の板前になった頃に、マッサージ師をしていた妻と知り合い一緒になった。料理屋は繁盛し支店も増えて、芦田孝二はいまや管理職。息子二人も独立して心配はないが、死を迎えるのはやはり日本がいいと思う。できれば故郷に住みたいが、家を出た身で無事に住めるのかどうか。法事で帰国したついでに丹後の故郷を訪れて考えてみようと
孝二の父親は分家で、わずかな土地を分けてもらっただけで本家の使い走りに使われるばかり。長男は早々と京都に行ったが、父も結局母の死後、長男のもとに移り、亡くなった。本家や村に追い出された格好になる。だから兄は本家に挑戦する意味で京都で父の法事をした
孝二は妻と共に、渡米前に暮らした京都を巡り歩いた後、丹後の本家へ挨拶に行く。その跡取りには嫁の来てもいないし、村は老人ばかり。寂しい様子。分家の土地はすでになく住むところもない
妻富美子の故郷は冬の浦にちかい若狭にある。隣村で今は後家となり、跡取りがいる姉が、独り暮らしの老いた母親の面倒を見てくれる
富美子は母のそばで老後を過ごしたいと思っていたが、近くに原発が立ち並んでいることから、夫や息子たちに反対されていた
そしていきなりの母親の死。穏やかな顔で大往生
仕事をしていない長男が戻り、跡を継ぐことになり、故郷をそのまま残したいと、富美子らは相続を放棄する
富美子は夫と二人、夫の会社のある神戸で老後を過ごすことに決める
同年輩だからか、似たようなしきたりもあるからか、いろいろ考えさせられる話だった
孝二の父親は分家で、わずかな土地を分けてもらっただけで本家の使い走りに使われるばかり。長男は早々と京都に行ったが、父も結局母の死後、長男のもとに移り、亡くなった。本家や村に追い出された格好になる。だから兄は本家に挑戦する意味で京都で父の法事をした
孝二は妻と共に、渡米前に暮らした京都を巡り歩いた後、丹後の本家へ挨拶に行く。その跡取りには嫁の来てもいないし、村は老人ばかり。寂しい様子。分家の土地はすでになく住むところもない
妻富美子の故郷は冬の浦にちかい若狭にある。隣村で今は後家となり、跡取りがいる姉が、独り暮らしの老いた母親の面倒を見てくれる
富美子は母のそばで老後を過ごしたいと思っていたが、近くに原発が立ち並んでいることから、夫や息子たちに反対されていた
そしていきなりの母親の死。穏やかな顔で大往生
仕事をしていない長男が戻り、跡を継ぐことになり、故郷をそのまま残したいと、富美子らは相続を放棄する
富美子は夫と二人、夫の会社のある神戸で老後を過ごすことに決める
同年輩だからか、似たようなしきたりもあるからか、いろいろ考えさせられる話だった