なかなかよかった。と区別面白いと言うものでもないが、考えさせられる話だった
もとは新聞に連載されたもので、数年後に本として出たもの。変わって行く地方の農漁村の姿、近代化とそれに伴って失われたもの。
故郷を離れて長いものほど、幼い頃の思い出は懐かしく、老後を迎えて、ついのすみかにしようと故郷に帰りたいと思うものも結構いるものの、変わり果てた故郷の現在を見ると考え込んでしまう。この小説では丹後や若狭が故郷になっているが、若狭など今や原発が立ち並ぶ地になっているため、帰郷することに二の足を踏むものもある
主人公はアメリカ生まれの二世の娘と、アメリカに活路をもとめて、そこで知り合い、一応功なり名を遂げた夫婦。
話は最初、京都と福井の県境にある入り江、冬の浦から始まる。人工70あまりの村。そこの駐在所にある日、アメリカ人の若い娘が訪れる。片言の日本語でマツミヤのところへ来たという。谷奥にマツミヤという老人が一人暮らししてる。しかし、話が通じないでは仕方ないと駐在は菩提寺の和尚のところに駆けつける。昔大学を出てるから英語ができるはずと。しかし、とても通じない。ただ昔マツミヤ老人の娘がアメリカ人と一緒になって、渡米したことを思い出す
その時、娘が角封筒に入った便箋を取りだし差し出す。見てみると、飛行機で一緒になった親切な夫婦が、娘のことを心配して、事情を聞き出して、書いておいてくれたらしい。宛名は駐在所になっていた。アメリカに住む日本人の芦田夫妻は親戚の法事のために帰国したが、用がすめば、その娘キャシーのもとを訪ねるつもりだと
娘の母親はマツミヤハツエといい、冬の浦の出身。キャシーが12際の時に離婚したまま音信不通だが、日本に、故郷に帰っているかもしれないから会いに来たとか。キャシーは両親の離婚後、父と暮らし、父の再婚後は父方の祖母のもとで成人したらしい。今は家具デザイナーとか
この手紙のお陰で、話は通じなくても事情がわかり対応できるようになった。祖父に会わせ、はじめは返事もしなかった祖父とやがて心を通わせるほどになる。はじめは大学を出たばかりの郵便局員、ついで隣村に嫁に入ったフィリピン人の若妻の通訳のおかげだ。
見も知らぬ外人に対する村をあげての対応でついには母親とも再会する
もとは新聞に連載されたもので、数年後に本として出たもの。変わって行く地方の農漁村の姿、近代化とそれに伴って失われたもの。
故郷を離れて長いものほど、幼い頃の思い出は懐かしく、老後を迎えて、ついのすみかにしようと故郷に帰りたいと思うものも結構いるものの、変わり果てた故郷の現在を見ると考え込んでしまう。この小説では丹後や若狭が故郷になっているが、若狭など今や原発が立ち並ぶ地になっているため、帰郷することに二の足を踏むものもある
主人公はアメリカ生まれの二世の娘と、アメリカに活路をもとめて、そこで知り合い、一応功なり名を遂げた夫婦。
話は最初、京都と福井の県境にある入り江、冬の浦から始まる。人工70あまりの村。そこの駐在所にある日、アメリカ人の若い娘が訪れる。片言の日本語でマツミヤのところへ来たという。谷奥にマツミヤという老人が一人暮らししてる。しかし、話が通じないでは仕方ないと駐在は菩提寺の和尚のところに駆けつける。昔大学を出てるから英語ができるはずと。しかし、とても通じない。ただ昔マツミヤ老人の娘がアメリカ人と一緒になって、渡米したことを思い出す
その時、娘が角封筒に入った便箋を取りだし差し出す。見てみると、飛行機で一緒になった親切な夫婦が、娘のことを心配して、事情を聞き出して、書いておいてくれたらしい。宛名は駐在所になっていた。アメリカに住む日本人の芦田夫妻は親戚の法事のために帰国したが、用がすめば、その娘キャシーのもとを訪ねるつもりだと
娘の母親はマツミヤハツエといい、冬の浦の出身。キャシーが12際の時に離婚したまま音信不通だが、日本に、故郷に帰っているかもしれないから会いに来たとか。キャシーは両親の離婚後、父と暮らし、父の再婚後は父方の祖母のもとで成人したらしい。今は家具デザイナーとか
この手紙のお陰で、話は通じなくても事情がわかり対応できるようになった。祖父に会わせ、はじめは返事もしなかった祖父とやがて心を通わせるほどになる。はじめは大学を出たばかりの郵便局員、ついで隣村に嫁に入ったフィリピン人の若妻の通訳のおかげだ。
見も知らぬ外人に対する村をあげての対応でついには母親とも再会する