もっと地味で面白くない小説だと思っていたが、読み始めたら引き込まれて、最後まで
故郷を離れ、映画監督を夢見る青年門川は、結局30近くになってもフリーター。夜は工事現場の警備員、朝から昼は大阪でアパート管理のバイトをして、生活するだけで手一杯。
ある日、管理棟の一部屋で孤独死した老人を発見。病死で厄介事もないからと、上司に遺品整理をいいつかる
その中に八ミリフィルムと映写機などを見つけ、どうせ捨てるものだと、黙って自分の部屋に持ち帰る。見てみると、リヤカーを引いて行商をする女性が写されていて、その笑顔に魅せられ、さらにこれを撮った帯屋老人が気になってくる
なんとかこの老人の生きた道筋を映像にしたいと思い、帯屋老人のことを調べ始める。上司がこれから老人をターゲットにした会社のコマーシャル映像になるかもしれないと、協力を申し出る
おかげで、帯屋老人の本籍などを見ることもでき、彼を知る人々に会って、撮影された場所や女性、そして彼との関係などについて、調べていく
その結果は…
門川が撮影した映像は結局没になったが、それが縁で知り合った帯川の知り合いの援助で、映画の勉強ができるようになる
孤独死のように見える老人にも生きてきた中で縁を結んだ多くの人々がいる。人生を映画に例えれば、はじめから終わりまで輝いているわけではない。通してみて、そこはかとなく感じるものがあれば、それでいい。いつまでも人の心に残り、惹かれ続けていくものがあれば、それはいい映画だし、いい人生だったのではないか
そんな文を亡くなった帯屋老人は、雑誌に投稿していた
最後が最悪だとしても青春時代の輝きがなくなるわけでもない。その時に関わり、時間を共有した人々がいた事実は消えない。いわば彼が主人公なら彼らはキャスト。
普通、終わりよければすべてよしと言うが、必ずしもそうではないんだと。社会で生きてきて、誰とも関わらずに生きられないのが人間なんだから。映画のエンディングのようにキャスト名が何人も流れる人生。
故郷を離れ、映画監督を夢見る青年門川は、結局30近くになってもフリーター。夜は工事現場の警備員、朝から昼は大阪でアパート管理のバイトをして、生活するだけで手一杯。
ある日、管理棟の一部屋で孤独死した老人を発見。病死で厄介事もないからと、上司に遺品整理をいいつかる
その中に八ミリフィルムと映写機などを見つけ、どうせ捨てるものだと、黙って自分の部屋に持ち帰る。見てみると、リヤカーを引いて行商をする女性が写されていて、その笑顔に魅せられ、さらにこれを撮った帯屋老人が気になってくる
なんとかこの老人の生きた道筋を映像にしたいと思い、帯屋老人のことを調べ始める。上司がこれから老人をターゲットにした会社のコマーシャル映像になるかもしれないと、協力を申し出る
おかげで、帯屋老人の本籍などを見ることもでき、彼を知る人々に会って、撮影された場所や女性、そして彼との関係などについて、調べていく
その結果は…
門川が撮影した映像は結局没になったが、それが縁で知り合った帯川の知り合いの援助で、映画の勉強ができるようになる
孤独死のように見える老人にも生きてきた中で縁を結んだ多くの人々がいる。人生を映画に例えれば、はじめから終わりまで輝いているわけではない。通してみて、そこはかとなく感じるものがあれば、それでいい。いつまでも人の心に残り、惹かれ続けていくものがあれば、それはいい映画だし、いい人生だったのではないか
そんな文を亡くなった帯屋老人は、雑誌に投稿していた
最後が最悪だとしても青春時代の輝きがなくなるわけでもない。その時に関わり、時間を共有した人々がいた事実は消えない。いわば彼が主人公なら彼らはキャスト。
普通、終わりよければすべてよしと言うが、必ずしもそうではないんだと。社会で生きてきて、誰とも関わらずに生きられないのが人間なんだから。映画のエンディングのようにキャスト名が何人も流れる人生。