心中をテーマにした短編集 ということだが、なんかあまり楽しめなかった。楽しむなんて言い方は不謹慎だが、ようはどちらかと言えばつまらなかった。
タイトルとか単行本カバーの表紙絵の魅力に引かれて借りたのだが、なんかうすあじ。あるいは私の感性が薄れているのかもしれないが
七編の短編があり、どれも違った書き方になっていて、うまいなとは思うのだが、登場人物にも内容にもあまり魅力を覚えない。でもしいてあげれば、3作目の「新盆の客」と6作目の「星くずドライブ」はいいかなと思った。
長野の山村。ウメばあさんの初盆に九州から訪れた客。ウメばあさんは長野に嫁いでくる前に、戦時中に出征前の男に嫁いだことがあり、息子もできたという。夫は戦死したが、一緒にいたのはわずか一晩。それなのに生まれたのは二年後。ということで疑われて、子供をおいて婚家を追い出され、長野に再婚した。不思議なのは、共に過ごしたのは一度だけだが、一年後夢の中でで二人は会っていた。しかものちに夫も同じ夢を見ていたとわかる。生まれた子も夫に似ていることから、ウメばあさんは最後まで夫の子だと主張したと。
しかも二人の夫と同じような死に方をした。まるで時差のある心中をしたかのような。
さらに長野に訪れた客はこつぜんと消えてしまい、不審に思って九州に確かめてみると、名乗った名前は別人で、訪れたのはすでに死んでいたウメばあさんの息子だった
タイトルとか単行本カバーの表紙絵の魅力に引かれて借りたのだが、なんかうすあじ。あるいは私の感性が薄れているのかもしれないが
七編の短編があり、どれも違った書き方になっていて、うまいなとは思うのだが、登場人物にも内容にもあまり魅力を覚えない。でもしいてあげれば、3作目の「新盆の客」と6作目の「星くずドライブ」はいいかなと思った。
長野の山村。ウメばあさんの初盆に九州から訪れた客。ウメばあさんは長野に嫁いでくる前に、戦時中に出征前の男に嫁いだことがあり、息子もできたという。夫は戦死したが、一緒にいたのはわずか一晩。それなのに生まれたのは二年後。ということで疑われて、子供をおいて婚家を追い出され、長野に再婚した。不思議なのは、共に過ごしたのは一度だけだが、一年後夢の中でで二人は会っていた。しかものちに夫も同じ夢を見ていたとわかる。生まれた子も夫に似ていることから、ウメばあさんは最後まで夫の子だと主張したと。
しかも二人の夫と同じような死に方をした。まるで時差のある心中をしたかのような。
さらに長野に訪れた客はこつぜんと消えてしまい、不審に思って九州に確かめてみると、名乗った名前は別人で、訪れたのはすでに死んでいたウメばあさんの息子だった