何だろうな、この気分は。月並みに感動したなんていいたくないが、やはりいいな


富山の刑務所で作業技官として働く英二。定年を過ぎ、御輿作りの腕を見込まれて嘱託として働いている。そんな彼の妻が53歳でガンのため死期を待つばかり。

やがて妻が死に二つの遺書を残す。一通は彼女の骨を生まれ故郷の海に散骨してほしいと言う一言だけ

もう一通は妻の故郷の町の郵便局に局留めにするから、受け取ってほしいと言う伝言を受けとる。それも着いてから十日以内に受け取らないと返送され破棄されてしまう

ということで、妻の生前から一緒に乗ろうと用意していたキャンピングカーで、富山から長崎まで向かうことになる

その道中で知り合った何人かの人たちとの縁が絡んで、最後を迎える

誰も特別な人間はいない。ごく普通ではあるが、それぞれ抱えるものを持ち、縁を結び、互いに癒しあう