やっと読み終えた。もう深夜なんだ

愛媛県の田舎から上京し、大学入試を受けたものの、本命も滑り止めもみな落ちて、愕然とする温子

両親も兄たちも漁師。釣り客相手の民宿もしている。家族に彼女を進学させる気持ちはない。彼女自身が逃げ出したかった。松山の伯母のもとに高校から厄介になり、大学を目指した

今さら帰省する気はなく、予備校にでも入るつもりが、慣れぬ都会でビルを間違えて、ビジネスの専門学校へ。こちらなら二年で済むし、就職しやすいのではと、思いきって入学

バイトをしながら通い、コピーライターを目指したものの、成績はよくないし、バイトにも苦労し、世の中甘くない

そんな彼女が結局卒業前に学校をやめて、バイトから始めた小さな会社で広告関係の仕事につくまでの日々を綴った小説。時代は1980年。世相も反映している

誰もが仕事で花を咲かせるわけではない。それでも最後には落ち着くところに落ち着くという当たり前のことなんだが

面白かったというほどではなかったが、けっこう楽しめた