ようやく最後まで読み終えた。よかったな。
源太郎が教育実習生として母校に来た頃には、知草はすでに卒業し、顧問の先生も変わっている。ワンダーも一人前の成犬。あちこちで子供を作っていて、子犬は引き取り手が多いとか。
ワンダーが来てから十年。前に養老院訪問を取材した記者が、今度はワンダーの本を出したいと思い、それを盛り上げるために、ワンゲル部の同窓会を企画する。どうせならと山でのキャンプで行うことに。源太郎がワンダーと入部したときには人数ギリギリで廃部の恐れもあったのに、今では女子も含めて20人。競技会でも記録を残すほど。源太郎や知草がワンダーを自由に飼うための手段として、競技会入賞を目指した頃には考えられないほど。ワンダーにまつわる話も伝説化されている。

ワンダーを中心に結ばれた絆。そしてワンダーによって与えられた精神的なもの。

アニマルセラピーなるものがあるくらいだから、ありうる話だな。楽しく読めてよかった。また竹内さんの本が読んでみたくなる。