一応最後まで目を通したとしか言えない。理解にはほど遠いが、禅と言うものに新たな面を見た
著者はドイツの農家に生まれ、医大を目指していたが、鉄道事故に遇い、断念。療養体操指導員になる。大戦中の経験と身近なものの死を経験して、生きることの意味を考え始める。そんなときに鈴木大拙の本に出会い、禅に関心を持つ。昭和30年代はじめに来日して、京都の相国寺にて参禅する。一度帰国したのち再来日して参禅。その経験を綴った本
座禅一筋。そのはじめは呼吸。そして集中。作務も目的がある。規律を与える。座禅以外の大部分を作務して過ごすのが修行僧。仕事の種類に区別はない。どんな仕事にも全身で立ち向かい、集中して行うが、それに拘泥してはいけない。作務も座禅と同じなのだ
老師の存在。修業の結果
著者はもちろん僧になったわけではなく、居士会員として認められて参禅する
座ることの辛さは慣れれば苦にならないが、思いを変えることは、国の違いや男女差に関係なく誰もが経験する困難
心身で体得することの難しさ。頭で考えてはダメだし、何も考えないでいても頭に浮かぶ思いが感情がある
接心と呼ばれる修行期間にはぶっ通しで何時間も座り続ける。そして老師のもとで与えられた問い、公案に対する自分の答えを示さなくてはならない。労使に認められれば新たな公案が出され、認められなければ、さらに取り組み続けなくてはならない。頭で思い付いたような安易な答えでは老師に見破られて、どやされる。
著者が出された公案は、最初が「如何なるか是れ仏。即心即仏」。仏とは誰であり、どこにいて、何であるか。その意味をお前自身の心で示せ。ただ待っているだけでなく、努力をしなければならない。鉄を飲み込むような努力を。
まずは呼吸の訓練を徹底して行え。背筋を真っ直ぐに伸ばして坐り、胸を引いて下腹を前に押し出し、吸うときは深く腹の底までいっぱいに、吐くときは腹の中から押し出すように。呼吸を数えよ。集中。それができたら、公案を瞑想せよ。頭でではなく腹で
外人の彼女にたいして老師はそんな言葉をくれた
ついで与えられたのは「どうすれば鳴っている鐘の音を止めることができるか」
「隻手の音をなんと聴く」
「隻手の音なき声を聴け」
「生まれる以前にもっていた顔」
「死に際して、おまえは隻手の音声を如何に聴くか。お前の最後の呼吸に際して、おまえはセキシュを如何に聴くか」
著者はドイツの農家に生まれ、医大を目指していたが、鉄道事故に遇い、断念。療養体操指導員になる。大戦中の経験と身近なものの死を経験して、生きることの意味を考え始める。そんなときに鈴木大拙の本に出会い、禅に関心を持つ。昭和30年代はじめに来日して、京都の相国寺にて参禅する。一度帰国したのち再来日して参禅。その経験を綴った本
座禅一筋。そのはじめは呼吸。そして集中。作務も目的がある。規律を与える。座禅以外の大部分を作務して過ごすのが修行僧。仕事の種類に区別はない。どんな仕事にも全身で立ち向かい、集中して行うが、それに拘泥してはいけない。作務も座禅と同じなのだ
老師の存在。修業の結果
著者はもちろん僧になったわけではなく、居士会員として認められて参禅する
座ることの辛さは慣れれば苦にならないが、思いを変えることは、国の違いや男女差に関係なく誰もが経験する困難
心身で体得することの難しさ。頭で考えてはダメだし、何も考えないでいても頭に浮かぶ思いが感情がある
接心と呼ばれる修行期間にはぶっ通しで何時間も座り続ける。そして老師のもとで与えられた問い、公案に対する自分の答えを示さなくてはならない。労使に認められれば新たな公案が出され、認められなければ、さらに取り組み続けなくてはならない。頭で思い付いたような安易な答えでは老師に見破られて、どやされる。
著者が出された公案は、最初が「如何なるか是れ仏。即心即仏」。仏とは誰であり、どこにいて、何であるか。その意味をお前自身の心で示せ。ただ待っているだけでなく、努力をしなければならない。鉄を飲み込むような努力を。
まずは呼吸の訓練を徹底して行え。背筋を真っ直ぐに伸ばして坐り、胸を引いて下腹を前に押し出し、吸うときは深く腹の底までいっぱいに、吐くときは腹の中から押し出すように。呼吸を数えよ。集中。それができたら、公案を瞑想せよ。頭でではなく腹で
外人の彼女にたいして老師はそんな言葉をくれた
ついで与えられたのは「どうすれば鳴っている鐘の音を止めることができるか」
「隻手の音をなんと聴く」
「隻手の音なき声を聴け」
「生まれる以前にもっていた顔」
「死に際して、おまえは隻手の音声を如何に聴くか。お前の最後の呼吸に際して、おまえはセキシュを如何に聴くか」