雷の音はなくなったようだ。10時前後にはひっきりなしに鳴り響いていて、正直怖かった。音にではなく、近くに落ちるのではないかと

今は雨はどうかわからないが、裏の川の水流の音が耳につく

今ようやく読了した。笹本『春を背負って』。残り二編で扱われたのは二つの事件

春間近な三月に、二つ玉低気圧が発生。日本海側と太平洋側の両方に低気圧が並んで北上する現象で、悪天候をもたらす。そんな時期に下山予定の三人パーティからの連絡がない。その後連絡がついて山小屋にいるが、できれば下山したいと。天候から見て危険なので動かないように言い聞かせたものの。紅一点の女性の夫が交通事故に遇い、今夜が峠と言うことで、帰りたいと。

もうひとつは山小屋も少し景気よくなったし、病み上がりのゴロさんに無理させたくなくて、はじめて山小屋開きのための荷物運びにヘリを使った。その荷物のなかに家出した小学生の少女と飼い猫がいたという話

なかなか読ませる話だった。

【心のなかに自分の宝物を持っている人は、周りからどう見られようと幸福なんだよ】

最後の方にかかれていたそんな言葉に納得させられる。その宝物が愛する人でも夢でもいいのだろう

笹本さんはこれがはじめてだと思っていたが、サントリーミステリー大賞受賞のデビュー作『時の渚』を以前読んでいるはずだな。でも今の私には警察小説などは、あまり興味がないかな