昼過ぎには晴天。なんと変わりやすい天気なんだ。女心と秋の空とはいうが、春でもかな。それとも昔と違ってきたのだろうか

今ようやく一冊読み終えた。興味深いとは思えたが、正直つまらなくて、何度か中断しようかと思ったが、二度と読むことはないかもしれないと、ともかく最後まで

北村薫『いとま申して』

サブタイトルに、『童話』の人びと、とあるから、大正時代のあの童話作家たちの話かとはじめは思っていたが、どうも違うようだ。
北村さんの父親の旧制中学時代から慶応大学に入って、二十歳を迎えるまでの、父君の日記を元に、その時代を父君の交遊関係などを描いた伝記とも私小説とも言える作品のようだ。

童話の同人誌に投稿していた時期を切り取って本にした感じかな。
いろいろ興味深い話もあるものの、小説としては期待外れだった。
ここで扱われた時期のあと、父君は折口信夫らとの新たな交遊から、童話から民俗学に関心が移り、沖縄で教職を勤めたりしたと、わずかだが言及されていた。その時期もまた作品としてまとめられるのかもしれない。もしもそれが出たら、私にはむしろそちらの方が興味深く読めそうな気がする