低気圧が西から接近中。九州は雨らしい。このあたりも今夜から明日にかけて降りそうだ
昨夜のうちに一冊読む予定だったのに、結局できなかった。意志の力が弱いのだろうな。喫煙をやめられないのも同じだろう。
その意味でも昨日借りた本は興味深い

今、やっと読了。
『失われた弥勒の手』
著者の一人松本さんはあの松本ちひろの息子で、母にちなんだ絵本美術館をつくった人。安曇野に美術館建設の準備作業をしているときに渡来仏の弥勒菩薩像に出会い、そのルートを研究するようになったとか。あいにく研究論文にするには資料不足なため、小説の形で書こうとしたらしい
面白かったというよりは興味深い。歴史ロマンとでもいうか。日本がまだ建設途上の頃、朝鮮から渡ってきた人々、九州にヤマト政権に伍する国をつくった人々、ヤマトに敗れ、東遷して信濃一帯に足跡を残した安曇族。そして弥勒菩薩像

いつかまたこの辺りのことを読んでみたいが、なにかいい本がないか探しておこう。といって専門論文では歯がたたないし、つまらなくて読めないだろうが