ペンコは世界三大銘茶を制覇したいと言っていましたが、スーパーマーケットではウバやキームンは見かけません。
幸い近所に紅茶専門店があるので、こあはそこに行ってみることにしました。

こあは昼食がまだだったのでジャガイモとチーズのガレットとキームンのセットを注文しました。
先にキームンが運ばれて来ました。
上品な香りがします。

"花に似た芳香が英国女王のお気に入りで誕生日のお茶会に使用されることでも有名"

という説明を読んで、「言われてみればお花みたいだわ」とこあは思いました。

"オレンジペコで非常に手間をかけて作られる"

とも書いてあります。

「この間みんなで飲んだオレンジペコって銘柄じゃなかったんだ…」
こあは付いて来ていたコペンに話しかけました。
「じゃあオレンジペコって何だろう?」
コペンも気になるようなので、こあはスマートフォンで調べることにしました。

「紅茶は茶葉のサイズ(大きさ)によって主に『フルリーフ』『ブロークン』『ファニングス』の3つに大きく分類されてて、更に細かく分類されてるんだって。その中でオレンジペコは、フルリーフ、つまり葉っぱをそのまま裁断していない状態のもので、茶の枝の尖端部分から2番目に若い葉のことを言うみたい。まだしっかり葉が開いていない柔らかい茶葉なんだって」

こあが一生懸命説明しているのに、気がつけばコペンは眠っていました。
こあは帰ったらペンコに教えてあげようと思いながら食事を続けました。
ガレットの味が濃くて、紅茶の味があまり感じられなくなって来たのが残念です。
ペンコと飲むときはスコーンか何かと一緒にいただこうとこあは思いました。

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※以下追記


今日(2/4)、いつもの紅茶専門店に行く前に、過去の「ペンコ紅茶にハマる」を読み返して、何を注文しようか考えてきたこあとコペン。

ところが運ばれてきたキームンのタグに、「英国女王のお気に入り…」というくだりを見つけて、ふたりは顔を見合わせました。

「前にも飲んだよね」

「お花の香りのイラストも描いた」


ことの真相は、その記事のカテゴリを間違って投稿していたので、「ペンコ紅茶にハマる」のカテゴリだけを見てきたふたりは気がつかなかったということでした。(ちなみに投稿したのは12/15)


「もうあと何回来れるかわからないのに、同じの頼んじゃったね」

「もしまたこれたら、スリランカは制覇して、このキームンは中国のだから、インドの紅茶を飲もうね」


ちょっとガッカリしながらも、こあとコペンは穏やかな時間を過ごしました。