会社帰りにバス停に並んでいた時のことです。

 30歳くらいのお母さんが専用の抱っこひもで生後5~6か月くらいの赤ちゃんを向かい合わせに抱っこして、自分はスマホを見ていました。

 乳児に出会うのは久しぶりだなあ。顔を見たいけど、ジロジロ見るのがはばかられ、バスの到着を確かめるふりをして、チラっチラっと振り向いていると、なんと愛想のいい娘! 赤ちゃんのほうから私にニッコリ微笑んでくれました。

 

 今週は仕事が忙しく、体調もイマイチで週の後半をやっとこさで過ごしているので、自分が暗~い顔をしているのがわかっています。ですが、この赤ちゃんのおかげで私も口角が上がり、一瞬にして柔らかな表情にほどけていくのがわかりました。

 ホント、見飽きません。せっかくくつろがれているお母さんにバレないように、バスが来るまでこっそりほほえみ合っていました。

 

 私の同年代の友人はなぜか独身が多いのですが、このごろ年下の友人たちに次々に孫が生まれるようになりました。娘の孫が生まれた人は、お世話で結構大変そうです。

 我が家は難ある息子の結婚は期待していませんし、もともとウィズ孫ライフは想定したことがなかったので、残念とも思いません。

 でもこの笑顔を気兼ねすることなく享受できるんだったら、ちょっと羨ましいかなぁ。

 

 自分も赤ん坊を抱っこしているときは、エレベーターで、通りで、バスの中で、見ず知らずの方々から、たくさん声をかけていただきました。

 赤ちゃんにはそれだけの吸引力があり、世の宝なんだなぁ。

 私は結婚が遅かったり、流産したりで一人しか産めませんでしたが、二人目を産むのを躊躇してしまう世の中であってほしくないです。