先ごろ、天候の悪い日にママ友と近場でお茶することにして、たまたま大当たりのカフェを見つけました。

 トルコや台湾、スリランカなど、世界のお茶を出すお店で、おいしい紅茶、チャイ、ベトナムコーヒーなどが頼めます。私は初回からおかわりして、お店のブレンドの濃厚ミルクティーとストレートのポットティーを注文しましたが、雑味がなくとても丁寧に入れてあることに感心しました。

 

 そして、何より魅力的なのが日替わりのお菓子。

 店主お手製の異国のおやつが3点くらい用意されています。

 友人はトルコの黄色い焼き菓子を注文。一口もらいましたが、見目麗しくレモンの香り広がるしっとりパウンドケーキでした。

 私が注文したのは台湾のお餅。お皿いっぱいのすりごまに、アーモンド形に整えられた乳白色のおぼろ豆腐のようなトロフワなお餅がのっていました。見たこともない! タピオカが主原料のようで、名前は覚えられませんが、強力なインパクトを残しました。味は甘さ控えめ、ゴマの風味とお餅の触感を味わう上品なおやつでした。

 

 このカフェ、通常はキーマカレーやチキンカレーも出されていますし、お正月には京都の白みそのお雑煮やぜんざいなども用意されるとか。イベント週間もあり、今週はインスタで春節台湾飲茶会のご案内があったので、いてもたってもいられず、無理やり時間を作って行ってきました。

 メニューを見ながら悩む悩む……。最初から決めていた、台湾風の鶏とショウガのスープと大根餅は即決し、台湾産のアイス紅茶と台湾カステラを注文しました(ちまきや麺は断念)。

 お店は40代くらいの男性お一人でやってらっしゃいます。普通のメニューだけでも大変なのに、いつこんなお料理やお菓子を作っておられるのでしょう。

 まず、台湾ソーセージを散りばめた大根餅の美しさと味わいにうなりました。

 スープも冷茶も間違いありません。

 そして、なんときめ細かくしっとりし、端正すぎる台湾カステラにため息をつきました。私は台湾カステラ自体が初めてなのですが、きっとこれを超えるのに出会うのは難しいだろうなあと直感しました。

 

 あまりかまわない文学青年風の店主。

 この方がどのように、このように美しくおいしい料理とおやつを作られるのか。。。秘めた才能と情熱に引きつけられます。お茶もていねいで品のある味わいなのです。

 

 この年になると、お店に対する評価も厳しくなっちゃって、目新しいだけなら、いつものお気に入りのカフェに行きたいと保守的になっています。

 久しぶりにホントに得難いお店に出会いました。開店から2年だそうです。おひとりで忙しいこともあり、てんぱっておられることもありますが、ぜひぜひ長く続けていってほしいお店です。

 伝統的なお茶やお菓子をベースに、店主の独特のこだわりで豊かな喫茶の時空を創られるのを見届けたく思いました。