猪木アリ戦公演三日目昼
東京・新宿シアターブラッツでの劇団羊風舎『都市伝説康芳夫~モハメド・アリに魅せられた国際暗黒プロデューサー』三日目4ステージ目昼公演。
康芳夫さんがプロデュースした“1976年、格闘技世界一決定戦、アントニオ猪木対モハメッド・アリ、プロレス対ボクシング異種格闘技戦”のアントニオ猪木役で一人での再現シーン。今回も熱演した!
小猪木なりにこのシーンには拘りを強く抱き、演出家の佐藤賢治さんにはセリフはなしにしてもらい、表現と表情だけで演じたかった。
それと音楽。演出家と話し合い、担当の島村秀男さんに作ってもらった。
そのイメージは1970年代のソウル、ファンク。“アフリカの大地”、“泥臭い闘い”をイメージさせるリズム。
小猪木もそのリズムの中で闘い、まるでアリが踊っているかのように魅せる想像力を描いた。
お気に入りの音楽での闘いを演じる小猪木。
小猪木自身も躍動して乗ってくる!
しかし、信じるものは己だけの闘い。
虚空のリング。
対戦相手も実際にいるのか、幻想なのか。
観客の存在も感じない己の世界観。
信ずるものは己だけ。
そんな孤高な緊張感と躍動感、そして虚しさを舞台にぶつける。