3才児同士の取っ組み合い! | アントニオ小猪木 オフィシャルブログ powered by Ameba

3才児同士の取っ組み合い!



うちの息子と同い年の甥っ子。いわゆるいとこ同士だ!


今、甥が泊まりに来ていて3才児同士、おもちゃの取り合いからいつも叩き合い、そして取っ組み合いが始まる。


ママたちは必死に止め、小猪木も勿論止めに入る。



これが日常茶飯事だ!



ケンカはママたちは絶対許さない中、最初は止めに入っていた小猪木パパだったが男として、そして男兄弟で育った者として、そして西口プロレスの一員として「3才の男の子同士思う存分取っ組み合わせてみてもいいかも!」と思った。



理由はまずは男の子同士であること。二人はラッキーなことに同い年である。この二人の誕生日が二週間違いで産まれてからほぼ同じ時間を過ごしている。力量は変わらない。



男の子は取っ組み合いやケンカをして友情が築かれることもある。まして幼ければ幼いほど、ケンカした後に憎しみをひきづらない。子供の頃にケンカ慣れしてないで大人になってから急にケンカに目覚めてしまうと己の力加減や人間の丈夫な部分と弱い部分が解らず、腕力で怪我をさせてしまうことも多くなるし、場合によっては殺意までも覚え兼ねない。幼い頃に学べることや許されることというのは経験しておくと非常に大きい。「若い時の苦労は買ってでもせよ」ということにも繋がる。大人になってのケンカは怪我の率も上がるし、それよりも警察沙汰となってしまう。許されないことだ!



ケンカも遊びの一環になると取っ組み合いも楽しいし、遊び上手になる。相撲ごっこ、怪獣ごっこ、プロレスごっこなどが楽しくなる。



子供ならではの遊びだ!



男は(限度にも寄るが)暴れてスッキリできる時もある。



兄弟ケンカもそうだ。兄弟もケンカした後に家族でごはんだって食べるし、風呂だって入るし、一緒に寝ることもする。



二人はまだお互い一人っ子同士。いとこ同士というこの環境を有効に活かすならば、この僅かな期間、兄弟のように過ごしてよいのではないかと思い改めた。



パパは大人としてその取っ組み合いをしっかり見守る。危険な打撃攻撃、顔面や眼への攻撃、噛み付き、おもちゃなどを持っての凶器攻撃をさせなければいい。いわゆるレフェリーだ!安全を考えてベッドの上で思う存分やらせてみた!



今、こうして一緒に過ごしている中、兄弟のように仲良くして、ケンカもして貴重な時間を過ごして欲しいと思う。



かつて小猪木がプロレスの取材かなんかで「子供にはどんどんプロレスごっこをして痛い思いをしたりして人の痛みを学んで欲しい。痛い思いをさせてしまったら謝ることを学んで欲しい」と語ったら、日本子供を守る会会長さんが子供についての本を贈呈してくれたことがあった!



その本にも「パパやお友達と相撲ごっこ、怪獣ごっこをやりましょう」と書いてあった!



あれから自分も父になり、子供と過ごせるようになってからあの時に貰った本が役に立ったなあとつくづく思うようになってきた!



ママたちにはわからない男の子同士のスキンシップ。取っ組み合いもその一つ。その中から人の痛みを知り、謝ることを知り、遊びの範疇を知る。痛みを知ると人の嫌がることはやめる。顔色見て空気を読めるようになる。取っ組み合いにも暗黙のルールが出来てくる。一方的ないじめはさせない。どんどん取っ組み合って痛みを知って遊び上手になって友情を築いて欲しいと思うパパであった!