長嶋巨人ベンチの中の人間学
『長嶋巨人ベンチの中の人間学』という本を買った。
小猪木も草野球に興じ、そして西口プロレスという団体の中にいる中、長嶋茂雄監督時代のベンチ内のポジションや立ち位置、そして思考など書いてあるこの本にかなりの関心を持ったので買ってみた!
元木大介という人物は西口プロレスのゲストにも登場してくれたり、同い年であり、ほんの数回の飲んだこともある間柄なのだが、飲みの席ではふざけてばかりいる元木さんとはまともな会話をしたことがない。
本を読むといつもの彼とは雰囲気がまた違っていて思ったより真面目な本だった。そこがよかった。
恐らくコーチ就任決定直後の取材の本だから今季のペナントレースをどうするかというのは書いてないけど、プロ野球選手やOB、解説者、評論家などからかなり高度な野球観のセンスの持ち主という評価を受けている元木さんだけにきっとそのセンスは活かしているはずだ。
本を読むと長嶋監督時代のチームメイトの大打者、名投手たちのエピソードは面白いかった!
インタビューの二宮清澄さんもかなり色んなことをホントに勉強をされていてそこもホントに面白かった!
昭和で育った元木さんは今の社会(先輩としてコーチとしてパワハラはしない)の流れの中でコーチ(選手と調和を大事に)していこうというのが伝わってきた。
長嶋監督が“クセ者”とイメージを付け加え、その“クセ者”がコーチとしてどんな発揮をするか、また原辰徳監督が何故、元木大介にコーチを要請したのかを今後の読売ジャイアンツの注目する点が増えて野球観戦が楽しみになってきたね!
この本、面白かったー!
廣済堂新書
『長嶋巨人ベンチの中の人間学』
元木大介、二宮清澄