ダウンタウンDX放送で！

2016年3月24日に放送した読売テレビ系『ダウンタウンDXDX春の2時間スペシャル』で長州力さん、天龍源一郎さん、長州小力などが出演した番組で、小力が天龍さんが西口プロレスに出場してくれた時に「天龍さんが小猪木をボコボコにした！」とエピソードを語ってくれた中、アントニオ小猪木対天龍源一郎の試合の模様が一部放送されたらしい。

天龍さんとの対決を思い返すと対戦したその日のリングで会ったのが初めましてで、いきなりの激突であった。

ハッスルを辞めて天龍プロジェクトを立ち上げた矢先であり、また激しいプロレスをみせると意気込んでた時で過去にも神取忍さんやRGをボコボコにしたエピソードも有名であり、自分もどうなるかわからないし、それでも過去にザ・グレート・カブキさん、ビッグバン・ベイダー、鈴木みのるさん、藤原喜明組長などなどの対戦経験を活かして全ての自分をぶつけるしかないと自分に言い聞かせた。

試合は天龍さんの物凄いプレッシャーを感じる中、後半はもっとやられ放題！

物凄い張り手、コーナーでの喉笛チョップ、グーパンチ、四つん這いにうずくまると顔面にサッカーボールキック、更に仰向けになると重い重いエルボードロップ。また起こされて張り手、喉笛チョップ、グーパンチ、顔面サッカーボールキック、エルボードロップ…と以下繰り返し、繰り返しやられた。

試合の途中で歯が折れてた。試合中に口の中に何かあると思って手で取ってみると自分の歯であった！それを自分の手で捨てた。試合中は何でそうなったかを覚えてないが、歯を捨てたことは覚えている。

後で映像を観た時にわかったのが、グーパンチで奥歯が折られた！前歯ではなく、大きな奥歯だった！

試合はグロッキーな小猪木をフォールすればいつでも勝てる天龍さんであったはずだが、フォールしてくることもなく、ギブアップを取りにくることもない、嬲り殺しにする天龍さんに和田良覚レフェリーが試合をストップ！

この時、小猪木もレフェリーがいることを忘れるくらいにボコボコにやられてた。

試合を終えて気付いたのが、左右の奥歯、二本折られて、顔面にも蹴られた傷跡が残っていたこと。顔面がものすごく痛かったこと。

それでも今のところ、後にも先にも小猪木にとってあの天龍源一郎戦を越えた試合はない。仕事でもそうだ！あるバンジージャンプをしなければならない仕事の時に天龍戦とどっちが怖いかを思い出して比較してみたらバンジージャンプが一瞬で怖くなくなったこともあった。

そしてあの天龍戦に挑めたから今のアントニオ小猪木があるのだと思う。

アントニオ小猪木と対戦をしてくれた天龍さん、天龍戦を放送してくれた『ダウンタウンDX』には感謝感謝である。