J下部ジュニアユースで活躍していた子が

3年生になって

チームに内緒で、自分で(というより親が)

プレミア所属の高校サッカー部からの内定をとりつけてきて

それからは所属しているJジュニアユースでは

卒業までスタメンで試合に出られなかった、


という話を身近で聞いたけれど

そういうこともあるのだろうか。


確かに、春まではスタメンだったのに

夏以降、高円宮杯が終わるまで

公式戦のスタメンにはいなかった。


怪我かもしれないし、

他の子の実力が上回った結果かもしれない。



何年か前にも

Jジュニアユースにいた子が、他のJのユースに行きたいと言っていて

その子のご両親は「きちんとクラブと話をした」と

言っていたのだけど

その時は、卒業までスタメンで試合に出ていたのかどうか

詳しくは知らない。




Jは入団の時に、確かに自チームのプロを目指す、

というような書面を提出したりするし


町クラブと違ってクラブが

「その子の育成に投資している」面もある。



だから、ユース昇格を断るということは

スタメンから外されてしまう可能性が

あるということなのだろうか。




町クラブのエースは

3年生の春には、いくつかのJユースから

オファーを受けて、自分で好きなところを選んで

Jユースに進んでいたし

他のレギュラーの子も、プレミア所属の高校や

Jからのオファーを秋まで返事を待ってもらって

最終的に進路を決めていたから



そういうことを考えると

町クラブの方が、進路の選択肢が広がる(子もいる)

ということなんだろうけれど


それは「強い町クラブ」の「エース級」だからでしょうかね。



ジュニアユースに入る時点で

3年後の子供の実力なんてわかるわけもなく

小学校卒業時に

Jジュニアユースと強豪町クラブにどちらも

受かっていたら

それはやっぱり多くの人は、Jに行くだろうと思う。



Jクラブは

設備がいいから、

スパイクなどの支給品があるから、

勉強が大事ということも指導してくれるから、

目の前の勝利より長期的な育成を考えてくれるから、

トップチームまで一貫したスタイルがあるから、

医学的なプロがサポートに入ってくれているから、

年齢に見合った時間・効率よく練習をしてくれるから、

フィジカルトレーニングもプロの指導のもとだから。



町クラブにないものがたくさんある。



だけど町クラブにいたが故に

驚くほどの実力をつけて、

たくさんの選択肢を作って

世界に羽ばたいて行く子が

いることも確かにある。