メンタルコーチのいづみです。

ブログをお開き下さりありがとうございます。

 

 

死にたいという気持ちや、

深い孤独感があり毎日が苦しい・・・。

 

誰もわかってくれない。

 

抜け出す方法もわからない。

 

そんなあなたへ

 

そこから解放される方法について

クライアントさんの事例を通して

説明していきます。

 

 

 

<目次>

1.before~Tさんのセッション前の悩み

2.after~セッション後の変化

3.セッションで特に効果的だった2つのこと

・トラウマセッション

・「5つの人格」の育成

4.セッション成果を出すために意識した2つのポイント

5.Tさんの詩の紹介~ここがどう変わっていったか?

6.おわりに

 

 

1.before~Tさんのセッション前の悩み

 

 

Tさんと初めてお会いした時、

こんな悩みを抱えていました。

 

 

・こころの不調がある

・死にたいという気持ち、孤独感に押しつぶされそう

・仕事も集中できず、支障が生じたり、行けない日が出てきている
・生きていていい理由がわからない
・善人でいなければならいという強迫観念から抜け出したい
・離婚していて、養育費と慰謝料が高額で、生活がまわらない

 

 

2.after~メンタルコーチングセッションを受けて3ヶ月後

 

 

・日常の幸せを感じられるようになった

 

 死にたい気持ちや孤独感、無価値感の言葉は聞かれなくなり、

 既にあった喜びや幸せに気づき、感じられるようになった。

 

 

・自分にOKを出せるようになった。

 

 自分はすでに価値があるこたがわかった。

 ダメなどころか、幼い頃から既に本質や全体を捉え、先見の明があった。

 独自の世界観、どんな感情を感じても、

「それは自分の感情だからいいんだよ」と思えるようになった。

 

 

・自分の本音がわかるようになり、それを叶えてあげられるようになった。

 安心ができるようになった。

 

 インナーチャイルド(自分の内側の子どものような自分)と自己対話することで、自分の本音がわかり、

自分という味方ができた。その結果孤独感も減っていった。

周りに合わせすぎることなく、自分の気持ちや世界観、願いを叶えてあげることに許可が出せた。

 

 

・転職への行動ができるようになった。

 

 離婚した家族が、もっといい暮らしができるため。

 そして、自分のやりたいを叶えていくために行動するエネルギーが戻ってきた。

 

まだまだありますが、

このような劇的な変化を遂げられていきました。

 

 

 

3.セッションで、特に効果的だった2つのこと

 

①自分と繋がる~トラウマセッション

②俯瞰力の育成~「5つの人格」の育成

 

 

①自分と繋がる~トラウマセッション

 

「自分と繋がる」とは、自分の中の本当の感情、考えを知ることです。

そして、それらを大切に受け止め行動していくことです。

 

 

「自分と繋がる」ために、Tさんの場合は、

『トラウマセッション』が大きな変化を起こすきっかけとなりました。

 

自分は価値がない、わかってもらえないと思うことが多かったようです。

 

これらは「ビリーフ(思い込み)」といい、

多くは親との関係性の中で0~12歳までにつくられます。

 

幼少期につくられたこのビリーフ(思い込み)が、

Tさんの死にたい気持ち、深い孤独感を引き起こす「根本原因」でした。

 

 

『トラウマセッション』では、この根本原因である

ビリーフが作られた過去(小さな頃)の場面に遡ります。

 

小さな頃の親とのやりとりの思い出した場面で、

両親にどんなことを感じたり

本当はどうして欲しかったのか?

コーチと一緒に再体験し、再解釈をしていきます。

 

本当はもっと自分の気持ちをわかって欲しかった。

本当はもっと自分を認めて欲しかった。

プロセスの中で、この望みがずっと叶わなかったことを感じ、

当時の自分の悲しさや寂しさをリアルに感じることで

自分の気持ちの理解が深まりました。

 

さらに、

幼い頃は、親の言うこと聞かなければならない場面も

多々ありでした。

どこの家庭にmよくある場面だったりします。

 

自分の意見や考えを言おうとしても

小さいからうまく言えないまま、

一方的に叱られたりもする。

 

これが繰り返される中で

自分の感覚が間違えなのか?

自分はダメなのか?

なんでわかってもらえないんだ?

そう無意識に思い込んでいってしまったのです。

 

 

Tさんは、小さな頃から頭が良く、

ものの本質や真理を既にわかっていたようです。

 

時代を先取りし、少数派の考えや独自の価値観を持ち

本当は才能豊かで素晴らしい世界観を持っていました。

 

それが、周りからはちょっと理解してもらえず、

押さえつけられた感覚だったのかもしれません。

 

だから、ずっとわかってもらえない孤独感と

周りに合わせて、善人であらねばならない強迫観念に捉われ

生きにくさを強く感じて苦しかったのです。

 

 

大人になった今、

こうして思い込みが出来上がる小さな頃を再体験し、

自分はダメではない、悪くはないとわかりました。

それどころか、自分って凄い子だった!と確信しました。

自分の素晴らしいところと繋がることができたのです。

 

その結果、自分の前提が

ダメな自分から、無条件に価値がある自分へと

変わりました。

 

このように、

「本当の自分と繋がる」とは、

自分を客観的に見てあげること、理解してあげることです。

自分はOKだっていう感覚を持つことです。

 

親や周りの人や世間一般の価値観を

優先するのではない。

自分の価値観を信じていい、優先していい。

そう心から思えたのです。

 

なぜならば、

大人の自分が、小さな頃の自分を俯瞰してみた時に

そこには既に、大人以上に本質を捉え、

素敵な価値観や世界観を持つ自分が存在していたからです。

それを自分自身で認知できたからです。

 

本当の自分と繋がれたことで

「既に自分は素晴らしかった」と

いいビリーフへと変わっていきました。

 

 

次に、

もう1つ効果的だったセッションについてです。

 

②俯瞰力の育成~「5つの人格」の育成

 

心理学(交流分析)では、人は「5つの人格」があると言われています。

その中の「いい先生」の人格を特に意識して育成していきました。

 

「5つの人格」とは、

親の人格が2つ(養育的親、支配的親)、大人の人格が1つ、子どもの人格が2つ(自然な子ども、順応した子ども)があります。

それぞれの人格には、光の面と影の面があり、過剰過ぎると影の部分が強まります。

 

 

Tさんの場合は、「支配的親」の過剰性がみられていました。

「自分を裁いてしまう人格」が強い傾向にありました。

 

そこで「自分を裁いてしまう人格」を弱めるために、

親の人格の光の面である「いい先生の人格」育成を強化していきました。

 

 

では実際にどんな風に育成していったのか?

説明していきます。

 

 

嫌なことがあった時に、

自分の中に「いい先生」がいたとしたら何て言うか?

毎回考えて、自分に言葉をかけてもらいました。

 

 

例えば、こんな感じです。

 

・出来事

→相手から不快なことを言われた。

思いや考えを伝えたけど、わかってもらえなかった。

 

・頭の中で感じていたこと

→自分が悪かったのかな?またわかってもらえないのか・・・。

 

・ここで「いい先生」を登場させて、自分に声をかけます。

→相手もまだ子どもな部分もあるしね~。いつかわかるよ~。

自分もなかなかすごいやつだし。そのうちわかってくれるさ。

他にわかってくれる人もいるし、大丈夫さ~。

 

 

今までは、「あ~わかりあえないのか・・・」と

孤独感で終わってしまいがちでした。

 

ここで「いい先生」を登場させることで

自分により俯瞰した言葉を言えるよう変化していきました。

 

自己対話が進むことで、

自分の味方ができるようになりました。

だから孤独感も軽減し、安心も進みました。

自分の責め過ぎ、落ち込み過ぎることがなくなりました。

 

その結果、自分をより俯瞰でき、

余裕が出て、気楽さも出てきました。

 

 

こうして俯瞰した自分=「いい先生」と、

本当の感じた自分=「インナーチャイルド」が

自分の中で、切り離されて対話ができるようになりました。

ここが、自分を裁きすぎてしまうパターンから解放できた2つ目のポイントでした。

 

このように「5つの人格」を育て、バランス調整していくことで、

俯瞰力が育ち、自分との関係性がよりよくなっていきます。

 

 

 

4.セッション成果を出すために意識した2つのポイント

 

Tさんの成果を出すためにコーチとして

特に意識したことは、この2つでした。

 

・ありのままの感情を出してもらい、受け止めること。

・小さな自分と対話している「自分を裁く人格」を弱めること。

 

 

孤独感が強いからこそ、感情を止めてしまわずに、

感じきってもらうことを意識しました。

 

本当の感情を感じきることで、(これにもコツがあります。別の機会で説明させてもらいます)

感情のデトックスが進み、安心できるからです。

 

そして、「わかってもらえない」

「自分はダメだ、価値がない」というビリーフが強かったので、

どんな感情も、ありのままを受容することを意識しました。

 

まず最初に、わかってもらえた!と体感してもらえる相手に私がなろうと

傾聴受容の姿勢をより意識しました。

 

次へと行動を確実に進めることができるためにも

まず安心土台形成を大切にしていきました。

 

 

 

次に2つ目のポイントについてです。

 

3ー②の内容と重なりますが、

「自分を裁く人格(ここではわかりやすく「裁判官」と呼ばせてもらいます)」を弱めることを意識して行っていきました。

 

小さな自分の声と対話する「裁判官」の傾向が強かったので、

その人格を弱めていきました。

 

「小さな自分の声」とは、

大人の自分の本当の本当の声のことです。

 

自分の本当の声にちゃんと耳を傾けること。

自分の本当の声を受け止め、それを叶えてあげること。

これができると、本音と行動が一致して

幸せや充実感をより実感していくことができるからです。

 

 

5.Tさんが書いてくれた詩~こころのビフォーアフター

 

 

『トラウマセッション』を終えて、

Tさんがその前後の気持ちを詩にして下さいました。

ぜひお読み下さい。

 

 

 

僕は引きつった笑顔の仮面を着けている

素顔を人に見せてはいけない

頬を伝う涙は一筋だったり大粒だったり

ともかく泣いているのがバレたらおしまいだと思っていた

 

ずっとこの仮面と生きてきた

ときには僕を守ってくれたし

こいつのおかげで手に入ったものもある

 

だけど

こいつがしたことが褒められ

こいつのあり方が愛され

そのあいだ

僕は暗くてカビ臭くて高い壁の牢屋にひとりぼっちで

泣いても笑っても誰にも気づかれずに

このままここで死んでいくんじゃないかって

 

前に外そうとしたときもあったけど

人間的に成長してさらに素敵になった仮面に付け替えただけだった

いつしか皮膚と癒着して、着けていることすらわからなくなっていた

もう疲れてきたんだ

 

外したい

外したい

外したい

 

ある時、ある人が言ってくれた

仮面なんていらないんだよ

ありのままでいいんだよ

君はそのままで尊いんだよ

そう教えてくれた

 

こいつを外す

今回はひと味違う

暗闇で泣いている僕に光をあててあげるんだ

じめじめしたところから連れ出して抱きしめてあげるんだ

今まで閉じ込めててごめん、大丈夫だよって言ってあげるんだ

感じたままに感じよう

表現したいように表現しよう

仮面を要求してくる大人たちと決別しよう

 

スマートじゃなくたっていい

いられるわけがない

僕は僕が守るんだ

僕は僕のままで生きるんだ

 

今こそこいつを外す時だ

いままでありがとう、守ってくれて

僕がほんとうの大人になって、心がほんとうに自由になったら

また会いにきて、お疲れさまって言ってあげる

その時まで、おやすみ

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

いかがでしたか?

 

 

グッときますよね。

 

「幸せは誰かに幸せにしてもらおうと依存している」

beforeの自分から

 

「僕が僕を守るんだ」

「僕は僕のままで生きるんだ」

afterの逞しく自立した自分へ

 

自分自身が変化を実感できていること。

本当に素晴らしい変化を遂げられました。

 

自分の価値を心から認められたからこそ

「幸せだな~」って安心して感じられるようになっていきました。

 

本来の自分を取り戻した実感が詩から溢れています。

 

本当に本当によかった。

 

 

セッションを終えて今3年経とうとしています。

Tさんは今、同じ職種で起業されています。

同時に、自分の好き、やりたいこと、世界観を大切に、

さまざまな活動やお仕事を展開されています。

 

会うたびに進化成長をさらに遂げられている姿に

とっっても嬉しくもあり、私自身も刺激をもらっています。

 

 

6.わたしからのメッセージ

 

最後に、Tさんのような苦しさにいるあなたへ一言。

 

死にたいぐらいの強い苦しみ、孤独感があったとしても

あなたにあった解放される方法がちゃんとあります。

 

Tさんは、過去の自分のように苦しんでいる方々のお役に立てるのであればと、

こうしてシェアして下さることに快く協力下さいました。

本当にありがとうございました。

 

あなたも、Tさんと同じように

そこから抜け出せる力を持っています。

あなたの力を信じています。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。