今日、エリーがもらわれていきました。


私とは1か月間、ルームメイトとして一緒に暮らし、
仕事場にも連れて行き、ずっと一緒にいた子です。


動物保護施設 トリマー記録


かわいい子なので、
いつか近いうちに、
この日が来ることは覚悟していたのに、
突然の別れはとても辛くて、寂しくて、胸が痛くなりました。


エリーの里親を希望する人が現れたら、
私が厳しく審査して、
少しでも不適合であれば里子に出すのは断ろう。
だからそう簡単にはエリーはもらわれないはず。
とずっと考えていました。

エリーが私の元から去っていくことを考えるだけで辛かったので、
そう言い聞かせて楽になろうとしていただけですね。

本日に来てくれた方は、とても優しそうな若いご夫婦でした。
すでに先住犬が1匹おり、
その子のお友達役としてもう1匹の犬を探している方でした。
先住犬の子も道で拾った雑種犬だそうで、
写真を見せてもらったら片目のない犬でした。
拾ったときから既に片目がなかったそうです。

ご夫婦とお話ししているうちに、
犬に対する強い愛情がひしひしと感じられ、
この方々だったらきっとエリーは幸せになれる、と思いました。

元の飼い主に捨てられ、
道をさまよっていたところを行政に捕獲され、
処分所送りになるところを助けられたエリー。
過酷な人生であったはずなのに、
人間が大好きで、いつも人間のそばにいたい子です。
これからの人生は今までの分も取り返すくらいに、
幸せになって欲しい。

寂しいけれど、エリーの幸せを考えれば、
嬉しい日なんだと思わなければ・・・。
でも寂しくてため息ばかりがでます。

エリー、幸せになるんだよ~
あのご夫婦だったらきっと大丈夫。

エリーが去った今日、
また新しい子が入ってきました。
今日から私のルームメートで、
今朝までエリーが寝ていた私のベッドの上ですやすやと寝てます。

新しいルームメイトの子は次の回に紹介します。