約20年前の名作「ブラザーフッド4K版」を大画面で観られると知り、迷いに迷ったんですが…連休中に観に行きました。

実は自分、有名なのに、この作品初見なんです…と云うのも、わたし戦争映画が全くダメでして…(以前テレビで「プライベート・ライアン」を放送してたので観ようと思ったんですが、戦闘シーンでもう顔面蒼白・手足が痺れ…気分が悪くなってしまって途中で断念したのでした…同じく「シン・レッド・ライン」も…)。で、この映画も途中リタイアするかも…と不安だったんですが…幸か不幸かこの日コンタクトレンズの具合が悪くて、モヤった目で観ていたので何とか大丈夫でした(…と云っても、爆破で手足がバーンとかいうシーンは完全目ぇ塞いでましたけど…)。
 
作品の内容も、事前知識として「朝鮮戦争の話」「兄弟が北と南に別れて敵同士として戦う」くらいはあったんですが…でも実際観てみたら…ちょっと違うな…あれ…?何?この兄弟…(*゚Д゚*)と呆けてしまいました。
 
最初の戦争の兆しなんて全くない活気ある市井のシーンから「えっ…何…この兄弟…(;゚Д゚)」と呆けてしまいまして…。
とにかく兄弟揃って顔が良い…顔面が強すぎる…。
そんな二人がきゃっきゃしながら街中を追いかけっこしたり1本のアイスキャンディを分けあいっこしたり…えっ…なんなん…えっ?…と別の意味で胸が高鳴りましたよ…。うん、この冒頭のシーンでお兄ちゃんが弟の事を溺愛してるのが良ぅくわかった…(腐女子の曲解)。
兄弟は言語障害のある優しいお母さん、兄の婚約者とその弟妹たちと貧しいながらも幸せに満ちた生活をしていたのに、ある日突然の開戦により、弟が騙し討ちのように軍隊に入れられてしまうと兄もその後を追いかけて行き結局訳も分からないまま二人揃って激戦区へ向かう事に。
激戦の中、心臓の弱い弟を何とか戦線離脱させるよう何度も上官に掛け合う兄。上官から「武功を立てて勲章を貰えたら願いが叶う場合もある」と聞き、率先して危険な任務へ身を投じ、兄は着実に官位を上げていく。けれど武功を立てれば立てるほど、周りを顧みず、人の命を軽く見るようになった兄を見て、弟はしだいに兄を信じられなくなっていく。
そして遂に勲章を手に入れ、弟を脱隊させるよう上司(以前とは別の人)に掛け合うが…
 
…で、この後いろいろあって兄は北に向かうんだけど、最初「何でそうなるの???」って理解が出来なかったんだよね…でも、兄の今までの行動がすべて「弟を家族のもとに帰すため」だったんだと考えると、兄が北に行ってしまったのも…解る気がします。とにかく兄にとっては弟だけが大事なんだなあ…と(婚約者よりも弟、なんだな…と)。
 
そして最初に芽生えた感情に戻るわけですね、「…何なのこの兄弟!?(ノД`)・゜・。」と。
 
でも兄弟の話だけじゃなくて、朝鮮戦争ってどんなものだったの?っていう部分についても、少なからず理解が出来た気がします。
…まあなんにせよ、「戦争!絶対ダメ!!」って想いに行き着くんだけれどね。
またチャンスがあれば大画面で観たいです…もちろん戦闘シーンは目を塞いじゃうけど…(;´・ω・)
 
↓こちらも機会があったら…劇場リバイバル、してくれないかな?