担当医が娘にベッドで横になるよう言います。

娘の足を立てて、器具を当てたりチェックしています。

その後、レントゲンを撮りに行くよう言われました。

 

レントゲンを撮り、担当医の元に戻ります。

 

担当医「側弯ですね。コルセットを作成しましょう。

    身長は夜間に伸びるので夜だけコルセットをしましょう。

    コルセットを作成するので、外で掛けてお待ちください。」

 

装具士さんに呼ばれました。

 

上のTシャツとスカートを脱ぐように言われました。

たまたま、キャミソールと短い黒スパッツを履いていたので

その状態で上半身にラップを巻きました。(服を汚さないため)

その上から、濡らすと固まる包帯のようなものを巻き付け、乾くのを待ちました。

 

コルセット代金にも驚きました。

後で保険関係の申請をすれば返還されると聞きました。

代金は、11万円ちょっとです。

 

翌週に(仮)コルセットが出来上がるので来るように言われました。

 

帰宅した後も、わたしの気持ちはどんより。

なかなか、気持ちを立て直せません。

これから娘のためにどうすべきかを考える事が大事だとは分かっています。

しかしながら、全く前向きになれません。

診断名がついても受け入れられない自分と勝手に闘っているのです。

 

側弯症のお子さんがいる親御さんのブログを読み漁ります。

皆さん、角度が20度台ですが、我が子はそれ以上のような気がして

余計に胸がザワザワします。ネット検索で更に不安が膨らみます。

 

実母に「なんで早く再診に連れて行かなかったの!(怒)」と言われた

言葉が、ごもっともすぎて私の胸を締め付けます。

 

[1週間後に総合病院を受診]

最初に、装具士さんのところに行き(仮)コルセットを着用します。

 

そして、そのままレントゲンを撮りに行くよう言われました。

これまでに何度もレントゲンを撮っていますが、

今更ながらに放射線を頻繁に浴びることへの不安も付きまとい始めます。

もう、不安ばかりです。

 

レントゲン撮影後、担当医のところへ行くよう言われます。

 

担当医に呼ばれました。

コルセットを着用して撮影したレントゲンで角度をチェックしています。

この後、担当医が発した言葉が私の頭を真っ白にします。

 

担当医「うん、角度が39度からコルセット着用で〇度台になってるね。」

 

私「(心の声)39度!!!!!!!!!!」

 

もう、この39度という言葉しか聞こえません。

コルセット着用後、〇度になったことすら覚えていないくらい

39度という言葉に囚われてしまいました。

あまりの驚嘆とショックで言葉が出ず、倒れそうになりました。

 

わたしは、この角度になるまで娘を放置してしまっていたのかという罪悪感。

娘が自由に行動できなくなってしまうかもしれない事への懺悔。

娘の事を疎かにしてしまったこの1年間。

本当に罪深いことをしてしまった。取り返しがつかない。

 

担当医「今回は(仮)コルセットなので今日、微調整が入った箇所を修正して

    来週、コルセットをお渡しするので再度、受診してください。」

 

私「はい、わかりました。。。先生、この子はずっとスイミングを習っていますが、

  もうじき辞めるつもりです。継続した方が側弯には良いのでしょうか?」

 

担当医「側弯は縮まっている方の筋肉が固くなってしまいがちなので、

    スイミングを続けることは筋肉をほぐすことにもなりますし、

    続ける事は、体のバランスを保つ上で良い事だと思いますよ。

    水泳の有名選手や陸上の世界記録保持者も側弯です。

    その中で、立派な成績をおさめているのですから。」

 

私「そうですか、わかりました。続けさせたいと思います。

  ありがとうございました。」

 

我が子達は、習い事をたくさんしています。

実際、習い事への課金は、家のローンより高く。。。

近々、娘のスイミングを辞めさせるつもりでした。

でも、娘が背骨のせいでこれから辛い思いをするのだったら

スイミング代をケチるわけにはいかない。

 

わたしが今できることは、

この子が好きなスイミングを継続させる事だと思いました。